\n"; ?> JVC - 初めてのオンラインツアー@カンボジア - カンボジア現地通信

初めてのオンラインツアー@カンボジア

カンボジア現地代表 大村 真理子
2021年5月26日 更新

こんにちは。カンボジアから大村です。ロックダウンが終わったのもつかの間、5月18日、外務省はカンボジアについて、感染症危険情報をレベル3(渡航中止勧告:渡航は止めてください)に引き上げました。たしかになかなか減らないカンボジアの感染者・・・。一方でシェムリアップを中心に観光で成り立ってきたこの国。はやくまた、たくさんの観光客でにぎわう活気あふれるシェムリアップの街が見たいです。とにかく今は感染拡大がおさまることを願い、自身も感染防止対策を頑張るのみです。

2018年12月のシェムリアップ・パブストリート2018年12月のシェムリアップ・パブストリート
2021年1月の同じ場所2021年1月の同じ場所

初めてのオンラインツアー

カンボジア事業はこれまで、JVCの事業地の中では比較的訪れやすい立地や治安ということも相まって、地域や国を超えた学びあいを目的としたスタディーツアーを実施してきました。

村の方に家庭料理を教わったり・・・(2019年)村の方に家庭料理を教わったり・・・(2019年)
村のダンスパーティーに飛び入り参加させてもらったり・・・(2019年)村のダンスパーティーに飛び入り参加させてもらったり・・・(2019年)
村のおうちにホームステイさせてもらったり・・・(2019年)村のおうちにホームステイさせてもらったり・・・(2019年)

私もローカルスタッフも村の方も、ツアーを始めとする訪問者の受け入れを毎回楽しみにしていたのですが、コロナ下ではこの活動は叶わず。でも、こんな時だからこそ、繋がりたい!という訳で2020年度は初めて、オンラインツアー(2021年2月実施)に挑戦してみました。

「カンボジア 香り豊かなハーブに誘われる旅」と題したこのツアーは、ドライハーブの生産に取り組む村の女性たちと日本の皆さんが初めてオンラインでご対面!また、日本からの参加者で希望する方には事前にこのドライハーブを使ったオーガニックハーブティーを発送し、お手元でお茶を楽しみながら生産現場の皆さんと交流できるようにしました。

約20人の方が日本から参加してくれました!約20人の方が日本から参加してくれました!

村の電波は大変不安定で、繋がるかは当日にならないと分からないというスリリングな環境なため(笑)、万が一の時のための予備映像を事前に撮影したり、対面ツアーとはまた違った準備をしつつ、生放送の緊張感もありつつ、迎えた当日。

今見ると明らかに余裕がなさそうな表情の生中継中の筆者・・・笑今見ると明らかに余裕がなさそうな表情の生中継中の筆者・・・笑
目の前にはカメラを回す旅行会社の方と、カンペを出してくれているスタッフ!目の前にはカメラを回す旅行会社の方と、カンペを出してくれているスタッフ!
リハーサル中はなにやら楽しそうな筆者とスタッフリハーサル中はなにやら楽しそうな筆者とスタッフ

ツアーのメインはドライハーブづくりに取り組む村の女性たち。原料をカットしたり加工をしながら、日本の皆さんからの質問に答えたり、逆に村の皆さんから画面の向こうの皆さんに質問を返したり・・・。

村の皆さんも画面の向こうの参加者の方の様子を、とっても興味深く見ていました村の皆さんも画面の向こうの参加者の方の様子を、とっても興味深く見ていました
コロナは嫌ですがこうやってオンラインで交流できる時代・・・悪いことばかりではないのかもコロナは嫌ですがこうやってオンラインで交流できる時代・・・悪いことばかりではないのかも

せっかくのツアーなので、JVCの活動をメインにおきつつ、村の市場をめぐる時間なども設けてみました。

JVCカンボジアのマスコット的存在?!勤続25年のベテランスタッフ・リツが市場をご案内!JVCカンボジアのマスコット的存在?!勤続25年のベテランスタッフ・リツが市場をご案内!
事前収録の貴重なインタビュー映像も!事前収録の貴重なインタビュー映像も!

ああ、今こうして思い出してみても、ツアー、楽しかったなあ・・・としみじみ。オンラインツアーも、対面ツアーも、それぞれのよさがあってとてもいいなあ、と心から思います。こうした学びあいの機会は、JVCのカンボジアでの活動は終わっても、個人的に続けていきたいことのひとつです。

今回のツアーでご一緒した旅行会社のピース・イン・ツアーさんは、カンボジアを中心に様々なオンラインツアーを企画されています。また、JVCではパレスチナ事業が、HISさんと一緒にオンラインツアーを実施しています。

何だか海外が少し遠くなってしまった今日この頃ですが、我々にはオンラインという強い味方がまだある!ということで、めげずにこれからも国や地域をこえて、繋がっていけたらと思います。

(でも本音は、はやくコロナが終わって直接行き来ができるようになりますように!)

次回の更新もお楽しみに。