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スーダンでの活動

スーダンでの活動

2022年6月23日 更新
8年ぶりに再会した避難民の家族

2011年にスーダン南コルドファン州で発生した紛争により、人々は政府側と反政府側それぞれの支配地域に分断されました。 前者はスーダン国内で避難民となった人々、後者の中には国境を越えて南スーダンに逃れ難民キャンプで暮らす人々が含まれます。 JVCはその双方の人々を支援してきました。

現在では、政府・反政府支配地域間の移動制限が緩和され、人々の移動が活発化しています。 JVCは紛争後のコミュニティ再生を見据え、給水施設や学校などの生活インフラの再建や子どもたちの教育のサポートなどを行っています。


活動地

JVCはスーダン南コルドファン州のカドグリに現地事務所を置き、スーダンの南コルドファン州と南スーダンのイーダ難民キャンプで活動しています。

現在の活動

避難民及び帰還民の生活・教育環境改善

スーダンの南コルドファン州で避難民・帰還民を対象とした生活・教育環境の改善支援を実施しています。

児童保護・幼稚園支援

南スーダンのイーダ難民キャンプで児童保護と幼稚園支援に取り組んでいます。

目的

紛争により困難に直面する避難民・難民・地域住民が、本来保障されるべき権利を取り戻し、民族・宗教・政治的立場の違いによる分断を越えて、尊厳を持って安心して暮らせる社会をつくるために、現地の人々に寄り添い活動しています。

活動地のストーリー

スーダン・南コルドファン州カドグリ郡

10代男性 マルガニ君(補習校修了者)10代男性 マルガニ君(補習校修了者)

紛争後にイーダ難民キャンプに避難しましたが、お父さんと暮らすためにカドグリに戻って来ました。戻って来たばかりの頃は、アラビア語で自分の名前さえ書けませんでした(アラビア語はスーダンの公用語)。補習校に参加して、アラビア語の読み書きもできるようになり、修了試験 では全体で一番の成績でした。小学校4年に編入して学年末の試験の成績もよく、嬉しかったです。これからも勉強を続けて将来は医者になり、病気の人を助けたいです。

南スーダン・イーダ難民キャンプ

ニンワさん(幼稚園のボランティア教員(写真右))ニンワさん(幼稚園のボランティア教員(写真右))

JVCのボランティア教員研修に参加し始めてから数年になりますが、教育と社会の関係について学ぶことはとても興味深く、もっといろいろな人に知ってほしいと感じています。教育に携わる人は知っておくべき内容だと思います。そして私自身、誰かの助けがなくても文字が読め、書けるようにもなりました。得られた知識に比べれば、例えばお金でさえも、私にとって大した価値はないのです。

事業スタッフ紹介

後藤 美紀
東京事務所 スーダン/南スーダン事業担当

【プロフィール】 東京都出身。 小学生の頃にマザーテレサの伝記を読み、世界中に飢餓や紛争で苦しんでいる人々がいることを知り衝撃を受ける。 「世界の問題と苦しんでいる人々を無視しない人になりたい」と思い、国際協力に関心をもつ。 大学卒業後は一般企業と在日イエメン共和国大使館で勤務しながらJVCの英語ボランティアに参加し、活動の延長でパレスチナを訪問。 現地で実際に起きている現状を目の当たりにし、自分の無力さと問題の複雑さを痛感。問題から目をそらさず長く向き合い、 自分か主体的に支援活動に携わりたいという思いが強くなり、2022年5月、JVCへ入職。

今中 航
現地代表

【プロフィール】京都府出身。 大学でアラビア語を専攻し、在学中に昔は「幸福のアラビア」と呼ばれていたにも関わらず、現在は「アラブの最貧国」と言われるイエメンに留学。 語学以外に現地の宗教、文化、慣習等(カートの噛み方まで)を学ぶ一方で、革命や紛争の影響等でライフラインが崩壊した生活、教育を受けられない子どもたち/仕事を失う大人たちを目の当たりにする。 卒業後は途上国・新興国のインフラ支援に携わりたいとの思いで、電力メーカーにて海外営業に従事。より現地の人々に寄り添いながら、彼らのあらゆる可能性が広がることに尽力したいという思いが大きくなり、JVC入職に至る。

橋口 佑太
現地駐在員

【プロフィール】1994年生まれ、兵庫県出身。成人するまでに日本のほか第一・第二・第三世界の全てに居住し、帰国後は全都道府県を自分の足で歩いて内外両面から国際感覚を身につける。阪神淡路大震災後、長らく遠く離れた場所で過ごした経験から、Displacement, Diasporaに関心を持ち、引き寄せられるように、2020年10月よりJVCのスーダン/南スーダン事業担当に。初めてのアフリカに翻弄されながらも奮闘中。趣味はハイキングと読書、好きな芸人はねづっち。

10180626-sudanstaff-1jpg.jpg モナ・ハッサン
スーダン事業 現地副代表
10180626-sudanstaff-5jpg.jpg イスマイル・ゴンマ
スーダン事業 カドグリ事務所チームリーダー

10180626-sudanstaff-4jpg.jpg サラ・モゴ
スーダン事業 フィールドオフィサー
10180626-sudanstaff-3jpg.jpg アフマド・アルハーディ
スーダン事業 フィールドオフィサー
イサム・アンドー
南スーダン事業 現地調整員

(2022年6月現在)

SDGs

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「持続可能な開発目標(Social Development Goals、以下SDGs)」は、2015年に国連が定めた目標です。 「誰一人として取り残さない(leave no one behind)」を合言葉に、2016年から2030年までの間に世界が達成すべき17の項目を挙げています。

スーダン/南スーダン事業に関連深いゴールは下記になります。

  • 目標1:貧困をなくそう
  • 目標4:質の高い教育をみんなに
  • 目標6:安全な水とトイレを世界中に
  • 目標10:人や国の不平等をなくそう
  • 目標16:平和と公正をすべての人に

これまでの活動

スーダン

南スーダン

(1)ジュバ緊急支援(2016年9月~2017年4月)

2016年7月に首都ジュバで発生した戦闘により、多くの人びとが避難を余儀なくされました。 JVCは、市内の情勢がやや落ち着いた9月に日本人職員を現地に派遣して避難民への緊急支援を実施しました。 その後も、同年11月、2017年3月の計3回にわたって現地への出張を行い、紛争により困難な状況に置かれた人びとへの支援活動を行いました。

(2)ジュバ支援(2017年度)

マンガテン避難民キャンプのテント内。2016年7月の戦闘の際に略奪を受けて以来、家財道具はほとんどない。

4月に緊急支援を実施したマンガテン国内避難民キャンプでの調査を行い、生活用品の支援を実施。その後、生計向上のための野菜作り支援や就学支援を行いました。

スーダン/南スーダンについて知る

ブログやSNS、YouTubeなどでぜひ現地での活動についてご覧ください。

スーダン/南スーダンの人々を応援する

約500円で・・
スーダンで正規の学校に通えず、補習学級に通う児童1人分の1か月の給食を支援できます。
南スーダンの難民キャンプの子ども1人が、1ヶ月間学校に通うことができます。
皆様のお力が集まることで、多くの人たちに支援を届けることができます。

この活動への寄付を受け付けています!

月500円からのマンスリー募金で支援する

今、日本全国で約2,000人の方がマンスリー募金でご協力くださっています。月500円からの支援に、ぜひご参加ください。

郵便局から募金する

郵便局に備え付けの振込用紙をご利用ください。

口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所

※振込用紙の通信欄に、支援したい活動名や国名をお書きください(「カンボジアの支援」など)。
※手数料のご負担をお願いしております。

JVCは認定NPO法人です。ご寄付により控除を受けられます(1万円の募金で3,200円が還付されます)。所得税控除に加え、東京・神奈川の方は住民税の控除も。詳しくはこちらをご覧ください。

遺産/遺贈寄付も受け付けています。詳しくはこちらのページをご覧ください。