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スーダンでの活動

児童保護・幼稚園支援 (南スーダン・イーダ難民キャンプ)

2021年11月30日 更新

スーダン共和国南コルドファン州では、2011年6月に政府軍と反政府軍との間で大規模な紛争が勃発しました。 戦闘によって住む場所を追われた人々のうち、およそ10万人(当時)が国境を越え南スーダンへと逃れました。 国境に近いユニティ州のイーダ難民キャンプでは、現在も約4万人が避難生活を送っています。

活動概要

幼稚園運営支援

イーダ難民キャンプは国連難民高等弁務官事務所が定めた「国境からの距離が50キロ以上」の基準を満たさないため、正式な難民キャンプとして認められていません。 そのため、一時的な避難所として、給水、食料、医療支援等は提供されてきたものの、国連による教育分野での支援は行われていません。

こうした状況の中で、難民は自身たちで幼稚園や小学校を設立・運営してきました。 しかし、幼稚園教員の多数は教育経験のないボランティアであったため、運営はうまくいかず体罰が日常化するなどの問題が起きていました。

2013年、JVCは難民が組織する教育委員会からの「ボランティア教員が最低限の知識やクラス運営方法を身に付けるための研修を実施してほしい」との要請を受け、年に1回の教員研修を始めました。 以来、毎年約50名の教員に児童心理・児童保護やクラス運営法などの基礎的な研修を行ってきました。

難民が運営する幼稚園では備品や教材の不足も問題となっていました。 難民が建設した草ぶきの教室には、黒板も、ゴザも、飲料水タンクも、ノートやペンもない状態でした。 JVCは、こうした備品や学用品の支援も行っています。

保護が必要な児童への就学支援

紛争によって親を失うなどし、厳しい家庭環境にあった子どもたちは、市場で廃品回収などをして生活していました。 2016年、JVCはそういった子どもたちへの就学支援を開始しました。 現在、常時約40人の児童を対象に、学費や学用品の提供、給食支援などを実施しています。

2020年度活動報告

活動概要

新型コロナウイルスの影響で難民キャンプの幼稚園は1年間にわたって休園となりましたが、幼稚園のボランティア教員研修を継続して実施しました。

また、紛争による家族の離散や複雑な家庭環境により保護が必要な児童を対象に実施している就学支援については、学校の休校が続く中、補習授業や課外活動、給食を含む食料支援を実施し、安心して過ごせる居場所を提供するとともに、教育機会の維持につとめました。

活動地で生まれた変化

2020年は、難民キャンプの幼稚園や学校も休園・休校を余儀なくされ、子どもたちが子どもらしく過ごせる場所や学びの場が失われました。再開の目途が立たない中、キャンプ内のある地域では、住民と幼稚園のボランティア教員が、教室として使用してきた小屋の修繕を行い、児童や保護者に呼び掛けて、子どもが安心して遊んだり学習したりする場の提供を始めました。JVC が2013年から支援を開始して以降、幼児教育の大切さはボランティア教員たちを通じて浸透し、定着しつつあります。

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