南アフリカ通信
5/2、6/4、7/2と、3名のJVC南ア事務所スタッフの誕生日が続きます。
5月は、今年から新しく加わった経理担当のアルバート君の29歳の誕生日。近所で有名なゲストハウスに、みんなでランチに出かけました。
月次会計報告の提出日と重なり、お昼時間過ぎまで修正作業が続いたこの日。やっと終わったと思ったらなんの説明もないまま、「じゃ、これから出かけるからついてきて」と言われ、移動中車の中で不安気だったアルバート。到着してサプライズを明かすと、「誕生日を外で祝ってもらうのは初めて」と照れくさそうでした。
4月中に、ヒャンガナニ村のドロップイン・センター(※注)の敷地内で行った家庭菜園研修。今日は、その際に子どもたちと一緒に植えた野菜や果樹のお世話をする担当を決める日です。
子どもたちを3つのグループに分けよう、というところまではすんなり決まったものの、どうやって分ける?かでしばらくスタック。けっきょく、私の提案で子どもたちを誕生日月ごとに分けて、グループ化していくことにしました。
前回記事に書いた、1錠ですむARV(エイズ治療薬)が、4月1日から南アフリカの公的医療施設でも解禁になりました。
保健局の人に聞いたところ「リンポポ州を含め、9州全てで同時に配布がはじまっている」とのこと。
さっそく、活動地の患者さんに確認してみたところ、「私はもらえなかったけど、妊娠中のお母さんや子どもたちはすでに1錠のARVが配られているよ」と教えてくれました。
この教えてくれたおばあちゃん、以前は朝に1錠服用しなくてはいけない薬を、朝夕のんでいて、訪問介護のボランティアが薬の袋を分けるなど工夫して、数ヵ月かかって正しく服用できるようになった人。ボランティアさんは、1錠になったらまた混乱しないか、少し心配していました。
リンポポ州に行き渡るまでは時間がかかるかと思ったのに、意外な早さ。早く多くに人に行き渡るようになるといいですね。
1錠でいい。ARVに大きな変化(1)へ5月19日
昨日、1錠のみの服用ですむARV(エイズ治療薬)の配布がケニアではじまったとのニュースが飛び込んできました。
ARVは通常、2~3種類以上の薬を組み合わせて服用しなくてはいけません。それぞれ違う機能をもち、HIVウィルスを抑制します。しかし、複数のピルをのどに通さなくてはいけないことから、毎日かかさずにARVを服用する妨げになることがあります。
JVCの活動地でも、薬が複雑なことから服用をやめてしまった患者もいますし、訪問介護のボランティアの中にも、薬の組み合わせをなかなか理解できない人が多くいます。
ARVが1錠ですめば、継続してARV服用できる人が増える可能性が高く、大きな進展です。
これが南アフリカで、使えるようになるのは?
専門家にきいたところ、2013年の4月から、政府系のクリニックでの使用が予定されているそうです!ただし、多くの場合は東ケープ州から試行されるそう。なにかと、後回しになることが多いリンポポ州にも、早く届くといいけど・・。
3月18~22日にかけて、ドロップ・インセンターにて地域の子どもたちのケアにあたるボランティアを対象に、「Psychosocial Training(カウンセリング研修)」を実施しました。
「Psychosocial」は直訳すると「心理社会的な」。
生活環境や、置かれている社会状況によって影響される心の状態のことを指します。人は、単体である時と集団にある時には違った感じ方をし、それに伴って行動も変わってきますよね。
今回の研修では、5日間の前半は、日々さまざまな課題を抱える子どもたちに直面し、葛藤しながら活動を続ける子どもケアボランティアたちにフォーカスを当て、ボランティアたちが自分を見つめ直すことからはじます。
「なぜ、ボランティアをはじめたの?」「あなたにとって、地域の子どもたちはどんな存在?」という問いかけに応え、自らをコミュニティにおいてどんな存在として捉えているのかを考えていきました。
「研修の1日目が終わってから、自宅でなんで自分はボランティア活動をするのかを家族と話したの。初めて理解してもらえた気がしたわ」という声も聞かれ、改めてボランティア活動が地域を支える上でどんなに重要かを再確認することができたようです。
1月19日~2月10日の日程で、アフリカ・ネイションズ・カップ(Africa Cup of Nations)が南アフリカで開催され、2010年のワールドカップ以来の盛り上がりを見せています。
毎年行われるアフリカ最大のこのサッカー大会。今年はリビアがホスト国でしたが、内戦の影響で、ホスト国が急遽、ワールドカップのホスト経験もある南アフリカに変更になりました。急な変更だったこともあり、大会がはじまるまでは、盛り上がりに欠けていましたが、はじまると同時にチケットも続々売り切れ。各国の応援団も集まり、連日テレビも街中もサッカー一色です。
11月の後半に植えられた、メイズ(とうもろこし)が、雨の恵みを受け、すくすくと育ちはじめてきました。南アフリカの主食のメイズ、この時期に育てる量で、1年間の食卓の豊かさが変わってきます。
普段何もない庭、公道の脇、山の斜面など、空いているところはすべてメイズで埋めつくされ、村の風景を一変させます。育ったメイズは、3月頃までそのまま畑に生えた状態で乾燥させてから、収穫するそうです。
新年のごあいさつが遅くなりました。今年もよろしくお願いします。
私は年末年始の休暇を使い、南アフリカをグルッと周る旅に出てきました。途中、隣国ナミビアに足を伸ばしたのも含め、南ア全9州を通り、走行距離約7500km。立ち寄った町や、国立公園などどこも思い出深く、みなさんに紹介したいのですが、今日は移動中に南アの歴史が垣間見れたお話しを少し。(立ち寄ったところは、日本の父に送るのに作った手作り地図(写真)を見て、是非調べてみてください!)
私もいろんな国に住みましたが、クリスマスがここまで一大イベントな国も久しぶり。
11月に入ったくらいから、スーパーのレジのおばちゃんたちがみんなサンタ帽をかぶり、さまざまなセールが。とくに南アは新学期が1月で、クリスマスと新学期の準備が一度に来ることもあり、「Buy, Buy, Buy」の商戦がくりひろげられています。
この時期、どの大型スーパーにも並ぶのが、「クリスマス・ハンパー」と呼ばれる、食料品セット。大きなバケツに入って、小・99.99ランド(約1000円)、大・199.99ランド(約2000円)が相場です。1年間のお礼にいつもリサイクルのボトルを集めてくれているおばあさんにあげようと(半分、何が入っているのか見たい好奇心で)、1つ買ってみました。
先日行われた「エイズ治療法研修」の振り返りを、月一度の定例ミーティングで実施しています。(レッスン1の記事はこちら。レッスン2の記事はこちら。)
11月26日は2つ授業が行われ、この日2つ目、レッスン3は「母子感染予防」についてです。
レッスン3「母子感染予防」
今回のグループは、演劇を使って授業の振り返りをするということだったので、私たちも楽しみにしていました。ところが、ふたを開けてみると、準備不足ということ。え!?準備したときに内容も全部振り返って、役まで決めたのに。
どうやら、準備の日が給料日だったらしく、JVCスタッフとの準備が終わったあとに、劇のスクリプトを作るはずが、そのまま銀行にお金を引出に、そしてお買いものに出てしまったそう。気持ちはわかるけど、とほほ。
とりあえず、1人のボランティアが教科書を読むように、振り返りをしましたが、母子感染はとても大切なトピックの一つ。追って、また振り返りの機会を作るしかないかなぁ。