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ため池、掘削しました!

カンボジア現地代表 大村 真理子
2019年6月 4日 更新

カンボジアから大村です。今日は、2018年12月末に「どこに掘るか会議」を開催し、スタッフが力をあわせた舞台裏までを報告していた、ため池のその後をお届けしたいと思います。

「どこに掘るか会議」で村の皆さんと候補地を絞ったあとは、改めて周辺の住民に水へのアクセス状況についての聞き取りを行ったり、地質の調査を実施したり、村長や行政官と話し合いをしたりしました。

候補地周辺住民(右)への聞き取り候補地周辺住民(右)への聞き取り
村長(中央)との話し合い。村長の奥様は病気で亡くなっており、家事や畑の手入れに加えて村のアレコレと、毎日とても忙しい方です村長(中央)との話し合い。村長の奥様は病気で亡くなっており、家事や畑の手入れに加えて村のアレコレと、毎日とても忙しい方です

無事、候補地が決まったのが1月の終わり。そこから、村長とともに決めた使い方ルールを村の方に説明する会を数回実施。ルールは、「必要以上に水をとらない」とか、「崩れにくくするため、池の周りに木を植える」とか、これまでの事例をもとに作成しました。

ルール説明には、地域の行政官(左)も参加し、熱心に話をしてくれましたルール説明には、地域の行政官(左)も参加し、熱心に話をしてくれました

そして地元の掘削業者さんに依頼をかけて、掘削をスタートしたのが3月。何もない土地に、いよいよ重機が入ります。

測量中。機械に日本語が書いてあったので聞いてみると、10年前に首都・プノンペンで中古で買ったものだとか測量中。機械に日本語が書いてあったので聞いてみると、10年前に首都・プノンペンで中古で買ったものだとか
頼もしく掘削開始!・・・でも初日の後半に早速故障しました笑頼もしく掘削開始!・・・でも初日の後半に早速故障しました笑
急に機械が止まったと思ったら、中から子どもが出てくるという珍事も。お父さんの膝の上で一緒に作業をしていたようです・・・苦笑急に機械が止まったと思ったら、中から子どもが出てくるという珍事も。お父さんの膝の上で一緒に作業をしていたようです・・・苦笑
毎日ギャラリーが。故障しては直し、故障しては直しで掘削が進むので、皆で応援している感じです毎日ギャラリーが。故障しては直し、故障しては直しで掘削が進むので、皆で応援している感じです

約1週間の掘削期間を経て、無事、完成!

横15m、縦25m、深さ5mのため池横15m、縦25m、深さ5mのため池

雨季に雨水を蓄え、乾期の水不足に備えます!

このサイズの池を掘削するのにかかった費用は約30万円(2,500米ドル)。皆様からいただく寄付金を大切に使わせていただいています。年度内にできれば更に複数個掘削をしたく(現在、場所を選定するための調査中)、ご寄付を募集中です!良かったぜひ、以下から「カンボジア事業」へのご寄付をお願いいたします。

※次回は村の方への「完成報告会」の様子を更新します!お楽しみに。