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【舞台裏】「ため池をどこに掘るか会議」の裏側レポート

カンボジア現地代表 大村 真理子
2019年2月14日 更新

今回は、先日更新した「ため池をどこに掘るか会議」の舞台裏をお届けしたいと思います。

12月末に行われた今回の会議の準備と当日のファシリテーターを務めたのは、フィールドスタッフのソマッチとポクでした。この2人、現在のJVC活動地の出身で、特にポクはもともとJVCが支援していた農家さんの娘です。お母さんが熱心に研修に通う様子を見てJVCに興味を持ち、スタッフに応募するまでになりました。2人とも数年勤務するスタッフではありますが、これまでは上にリーダーシップをとるスタッフがいて、その補佐がメインの業務。ところが現在、2人いるリーダー(マネージャー)の1人が海外留学中、1人が体調不良でパートタイム勤務ということで、今回とうとう自分たちで会議をリードすることになったのです。

右がポク、中央がソマッチ。会議について話し合い中・・・右がポク、中央がソマッチ。会議について話し合い中・・・

2人のチャレンジはチームにとって非常に重要な機会ではあるものの、村の方にとって良い会議にならなければ本末転倒なので、もちろん私も裏方で全力サポート。また、当日まで2人には内緒にしていたのですが、パートタイムのマネージャーのコンも会議当日には登場し、2人の進行補佐を務めました。

当日の2人の進行は、改善点はあるものの素晴らしいもので、マネージャーのコンのナイスアシストもあり、無事に会議を終えることができました。

流れを他スタッフに説明するソマッチ(右)流れを他スタッフに説明するソマッチ(右)
20190214-cambodiablog-3.jpgいつもまっすぐ一生懸命なポク。いつになく真剣な表情で会議にのぞみます。Photo by Garden journalism
会議では、多くの参加者の意見をまとめていきます)会議では、多くの参加者の意見をまとめていきます)

会議後、取材に来ていたジャーナリストの堀潤さんがソマッチにインタビュー。「今日はどうでしたか?」という問いに対して、「初めてでとても難しかったけど、良い経験になった。これからもどんどんトライを続けていきたい」とやや緊張した面持ちで語ったソマッチ。

無事に終わった安心感が表情から読み取れます。Photo by Garden journalism https://gardenjournalism.com/無事に終わった安心感が表情から読み取れます。Photo by Garden journalism

また、こっそり補佐で出勤してくれたパートタイム勤務のマネージャーのコンは、「これまでは自分の助手が彼女たちだった。でも今日は彼女たちの助手が自分。これが本当に嬉しく、このまま彼女たちがリーダーシップをとる経験を積むことで、チームはもっと強くなれる」と語りました。

会議中、ポクをサポートするコン(手前)。Photo by Garden journalism https://gardenjournalism.com/会議中、ポクをサポートするコン(手前)。Photo by Garden journalism

当日の会議は、村長や参加者からも好評。「皆で話し合えてよかった。村にため池が増えることは非常に重要で、それをJVCや行政官とともに話し合えたのは貴重な時間だった」と村長から嬉しいコメントももらいました。

ちなみに会議が終わってホっとした2人が楽しみにしていたのは、堀さんが載った雑誌とご本人との3ショット笑。

念願の・・・笑。堀さん、ありがとうございます・・・念願の・・・笑。堀さん、ありがとうございます・・・

この日は堀さんに新しいスタッフ写真も撮っていただきました。今後のJVCカンボジアチーム、乞うご期待~!

左からドライバーのリツ、マネージャーのコン、農場担当のブンヒエン。フィールドスタッフのポクとソマッチの間が、現地代表の大村。Photo by Garden journalism https://gardenjournalism.com/左からドライバーのリツ、マネージャーのコン、農場担当のブンヒエン。フィールドスタッフのポクとソマッチの間が、現地代表の大村。Photo by Garden journalism