カオデーン農園に来て、約10日が経ちました。この農園は、タイ東北部、ラオスとの国境を成すメコン川に面するムクダハン県に位置しています。
カオデーン農園までの道中では、のどかな田園風景が広がっていましたが、サトウキビやゴムの木などの商品作物が多くの土地で植えられているのが目に付きました。一方、カオデーン農園ではこのような商品作物ではなく、自給用の様々な野菜や、お米(コシヒカリも!)、タケノコなどが栽培されていました。バナナやヤシの木の横に竹林が広がっている光景は、ここ以外ではなかなかお目にかかれない気がします。
農業実習のお世話をしてくれているデーンさんによると、商品作物は価格が市場に左右されやすく、ゴムなどは特に成長するまでに時間を要する為、投資にはリスクがあるそうです。
一方、タケノコは東北タイでは好んで食べられている割に、カオデーン農園周辺では他に栽培する農家がおらず、高い値段で売ることができるそうです。わざわざ農園まで買いに来る人も少なくないとか。お客さんも喜んでくれる分、ますます作り甲斐がある仕事だと思いました。
とは言っても、私自身、まだまだ農作業に馴れず、申し訳なさを感じつつ、農業の大変さを実感する日々です。東京ドーム0.7個分の敷地で、30種類以上もの作物をほとんど一人で育てているデーンさんは本当にすごいと思います。たくさんの種類を育てれば、それだけ多くの知識が必要ですし、体力も必須です。それに、マーケティングも農家自身でしなければなりません。お百姓さんの凄さを垣間見たインターンシップ幕開けの10日間でした。
お寺に徳を積みに行ったり、森本さん(タイ現地調整員)のタイ料理を楽しみに魚を釣ったり、アリに噛まれたり、カエルをさばいたり、東北タイの生活を少しずつ体験させていただいています。明日からはカオデーン農園を離れ、ガラシン県で自然農業に関するNGO活動をしている方の元へホームステイに行きます。
タイでのNGO活動のついて、しこたま質問ができる貴重な機会なので、(緊張しますが)とても楽しみです。