\n"; ?> JVC - マンガテン国内避難民キャンプ、テントでの生活 - 南スーダン日記

マンガテン国内避難民キャンプ、テントでの生活

人道支援/平和構築グループマネージャー(南スーダン緊急支援担当) 今井 高樹
2017年12月14日 æ›´æ–°

11月23日から南スーダンのジュバに入り、国内避難民キャンプへの支援や聞き取りなどを行っています。現地の状況や活動について、何回かに分けてレポートをお届けします。

今回は滞在8日目と9日目の活動をお伝えします。

8日目:11月30日(木)

  • 南スーダン救援復興委員会(RRC)で学用品配布の許可証を取得
    ジュバ中心部、財務省など省庁が建ち並ぶ一角にRRC本部があります。緊急救援に限らず、あらゆる「物資配布」あるいは「物資輸送」についてNGOはRRCの許可を受けなくてはなりません。ただし、これは規制という側面と同時に人道支援活動を軍や警察の介入から守るという意味もあり、RRCの許可証を持って物資を輸送すれば、少なくともジュバ市内では軍や警察に通行を妨害されることが少なくなります。
    政府から許可証などを取得するときに、とにかく一筋縄ではいかない南スーダンですが、支援物資配布の許可証だけは、今回もその場で発行されました。助かります。
  • マンガテン避難民キャンプ「キャンプ②」テント訪問
    小型テント内部、ここで3~6世帯が生活小型テント内部、ここで3~6世帯が生活
    昨日の「キャンプ①」に続いて、今日は「キャンプ②」のテントを訪問しました。とはいえ、昨日行われていた南スーダン赤十字社による物資配布が今日も続いていて、どうもキャンプ全体が落ち着かない感じです。加えて、テントそのものが狭くて座る場所もなく、そして暑さも加わって、あまりじっくりと話を聞くことはできませんでした。
    キャンプ内には大型と小型の二種類のテントがあります。
    小型テントのひとつを訪問すると、4世帯、つまり4人の母親とその子どもたちが住んでいます。母親のひとり、アワディヤさんは子ども4人と生活しています。JVCから受け取った鍋を見せてくださいというと、家財道具が入っている大きな袋をゴソゴソっとやって、取り出してくれました。まだ、使っていないようです。
    「古い鍋がまだ使えるので、新しい鍋は大切にしまっているんです」
    鍋はとても貴重なので、とにかく今の鍋をダメになるまで使い切って、そのあとJVCの鍋を使い始めようとしているようです。<>br / JVCが支援した蚊帳は、テントの中に吊り下がっていました。
    テントは8畳間程度のスペースですが、4世帯ということは、20人くらいが生活しているのではないでしょうか。ベッドやマットレスはなく、マットが1枚敷かれているほか、寝具といえば毛布が何枚かあるだけです。椅子などの家具はありません。どうやって座ったり眠ったりしているのか、と思います。居住環境は明らかに「キャンプ①」より劣っています。「キャンプ①」では、訪問したテントはどこでも椅子かベッドがあり、そこに腰かけていましたが、ここではひとつのテントを除いて腰かける場所もありませんでした。
受け取った鍋をみせてくれたアワディヤさん受け取った鍋をみせてくれたアワディヤさん

9日目:12月1日(金)

  • 学用品の調達

    コニョコニョ市場周辺の文房具卸売商で、物資を調達します。
    事前にいくつかの業者から見積もりを取っていたので、その中で最安値の店から購入します。ただし、品質にも注意。今回は学習ノートを安く提供する業者があったのですが、表紙がペラペラですぐに破れてしまいそうだったので、表紙にビニールカバーが付いたものを選びました。
    購入したのは、学習ノート、鉛筆、ボールペン、消しゴム、鉛筆削り。「キャンプ②」で配布する500人分です。(キャンプ①は1月に配布予定)

    そして、女子生徒用の生理用品も購入しました。こちらは、キャンプ①と②を合わせて300人に支援する分です。ひとりあたり約4か月分を提供して、3~4か月後にその効果(学校を休むことが少なくなったか等)について聞き取りを行います。

    調達した物資は、配布日の朝に卸売商の倉庫から受け取ります。

    次回のレポートでは、マンガテン国内避難民キャンプ①での女性たちへの生計改善の方法についての聞き取りの様子などをお伝えします。

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