\n"; ?> JVC - ガザ地区:子どもの栄養改善支援「栄養強化ミルクとビスケットの配給」(2003年~2012年5月) - パレスチナでの活動 - 5ヵ国での活動
パレスチナでの活動

ガザ地区:子どもの栄養改善支援
「栄養強化ミルクとビスケットの配給」
(2003年~2012年5月)

2015年2月 9日 更新

2002年当時、第2次インティファーダが激化する中でパレスチナの経済は急激に悪化していました。同時期、ガザ地区に対する封鎖政策も厳しくなり、ガザへの人・物の移動が著しく制限され、ガザの子どもの栄養失調が深刻な問題となりました。

ガザ栄養改善(栄養強化ミルクを飲む子どもたち)ガザ栄養改善(栄養強化ミルクを飲む子どもたち)

そのような状況の中、JVCは2002年から、米国NGOのANERA(American Near East Refugee Aid)と共同で、ヨルダン川西岸地区(西岸)で緊急食糧支援を実施し、地元の工場で生産された牛乳を支援物資として使用するようになりました。一日に必要なたんぱく質の30%を補えるミルクとビスケットで、子どもの貧血を予防するとともに、ミルクは西岸産、ビスケットはガザ産のものを使い、地場産業を応援しました。

それは、緊急支援を実施しながら、地元製品を用いて、打撃を受けたパレスチナの経済を少しでも活性化することが重要だと考えての取り組みでした。

さらにJVCは2003年から、ANERAと共同で、ガザの子どもたちの栄養失調(特にタンパク質不足の改善と貧血症)の予防を目的に、ガザの幼稚園児への鉄分強化牛乳および栄養ビスケットの食糧支援事業を開始しました。

この事業でも上記と同じく、西岸のナーブルスで生産された牛乳をガザの子どもたちに配布し、子どもたちの栄養を改善するとともに、地場産業を応援しました。その後、本事業には他の支援団体も加わり、最大時には年間2万人の子どもを対象に実施されるようになり、JVCも毎年350~400人程の幼稚園児を担当しました。

2011~2012学年度は、牛乳・ビスケットの配布に加え、石けんや歯ブラシ・歯磨き粉などの衛生用品を幼稚園に提供しました。他にも、家庭と幼稚園で衛生状態を良くするために学びあう場を設け、月に一度は、母親を招いて衛生・栄養について学べる機会をつくりました。

牛乳とビスケットの配布事業は、2012年5月をもって終了しました。他方で、これまで関わり続けてきた幼稚園とのつながりを保ちつづけ、教育事業が持続していくよう見守っています。さらに2011年からは、活動の持続性をより重視した取り組みとして、現地NGOのArd El Insan(AEI=人間の大地)と共同で、地域全体で子どもたちの健康を守っていく「栄養失調児を予防するための地域活動」を行っています。

※「牛乳とビスケットの配布事業」の成果と終了した経緯につきましては、「栄養強化ミルクとビスケットの配給の終了とガザ事業の今後の方向性について」もご覧ください。

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