\n"; ?> JVC - 教育・文化支援(過去の活動) - パレスチナでの活動 - 5ヵ国での活動
パレスチナでの活動

教育・文化支援(過去の活動)

パレスチナ事業担当 津高 政志
2012年8月16日 更新

パレスチナの子どもたちの9割以上は日常的に不安や恐怖を感じ、悪夢、集中力の低下などの心理的悪影響を受けていると報告されています。JVCでは2000年から、特に状況が厳しいベツレヘムの難民キャンプの子ども・青少年の活動を行うセンターを設立から支援し、また子どもたちが伸び伸びと過ごせる機会をサマーキャンプ等の活動を通して提供してきました。2007年まではベツレヘム、2008年はさらに状況が厳しく子どもたちや青少年世代のストレスが深刻なエルサレムの難民キャンプでのサマーキャンプ支援し、2008年度をもってこの活動を終了しました。

地域紹介

ヨルダン川西岸地区
現在「ヨルダン川西岸地区」と呼ばれる地域は、1948年にヨルダンが占領し、1950年に併合した歴史的パレスチナの一部を指します。1967年、この地域は、今度はイスラエルによって占領されました。総面積は5,655㎢で、千葉県よりやや大きいです。
1993年、イスラエル政府とPLO(パレスチナ解放機構)の間で「オスロ合意」が結ばれ、ヨルダン川西岸地区の中に「パレスチナ暫定自治区」と呼ばれる地区がいくつか設置されました。しかし、パレスチナ暫定自治政府が行政・警察権を持っている地域は西岸地区全体の30%にすぎません。また、そのわずかな地域もイスラエルによって建設された違法な入植地や「分離壁」によって分断され、パレスチナ人の移動の自由が阻害されています。また、イスラエル軍はオスロ合意の取り決めにより、パレスチナ暫定自治区に「国防上の理由」でいつでも侵攻することが許されています。「行政拘禁」と呼ばれる裁判を経ない逮捕・拘禁も多発しています。
西岸地区の残り70%は、イスラエルによって一方的に併合され、「イスラエルの永遠の首都」とされたエルサレム周辺の地域と、イスラエルの完全管轄下にある地域に分けられます。多くのパレスチナ人は、イスラエルからの特別の許可がない限り、併合されたエルサレム地域に住んだり働いたり訪問することはできません。また、イスラエルの完全管理下にある地域は、違法入植地・水源・主要道路を取りこむように設置されており、この地域でのパレスチナ人の家屋の建設や井戸の建設は厳しく制限され、パレスチナ暫定自治政府がパレスチナ人に行政サービスを提供したり、治安維持のために警官を派遣したりすることも妨げられています。
2010年現在、西岸地区には約250万人のパレスチナ人が暮らし、うち85万人は難民として登録されています。ガザ地区を合わせたパレスチナ暫定自治区の一人当たりの国民総所得は約1,400ドルで(イスラエルは26,991ドル、日本は38,950ドル)、西岸地区での失業率は17,2%、貧困率は15.5%に達しています。

この活動への寄付を受け付けています!

月500円からのマンスリー募金で支援する

今、日本全国で約2,000人の方がマンスリー募金でご協力くださっています。月500円からの支援に、ぜひご参加ください。

郵便局から募金する

郵便局に備え付けの振込用紙をご利用ください。

口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所

※振込用紙の通信欄に、支援したい活動名や国名をお書きください(「カンボジアの支援」など)。
※手数料のご負担をお願いしております。

JVCは認定NPO法人です。ご寄付により控除を受けられます(1万円の募金で3,200円が還付されます)。所得税控除に加え、東京・神奈川の方は住民税の控除も。詳しくはこちらをご覧ください。

遺産/遺贈寄付も受け付けています。詳しくはこちらのページをご覧ください。