パレスチナのネット新聞「シャーシャ・ニュース」が、JVCとパレスチナ医療救援協会(PMRS/MRS)が東エルサレムにて実施中の学校・地域保健事業について報道しました。
本事業はすでにパレスチナ・ニュースの11月5日付記事とディンヤ・アル・ワタン紙の11月13日付記事で紹介されており、それに続く3つ目の地元での報道となります。
シャーシャ・ニュースに東エルサレム事業の記事が掲載されたのは11月13日でしたが、その後のガザ・イスラエル情勢の悪化に伴い、本記事のご紹介が遅くなりました。
なお、ヨルダン川西岸地区や東エルサレムでも、ガザ・イスラエル情勢の悪化を受けて、ガザ攻撃に抗議するパレスチナ人のデモ隊とイスラエル治安部隊の衝突が多発し、死傷者も出て、緊張状態が続いていました。また、ガザ緊急支援の開始と東エルサレムの公立校でガザ攻撃に抗議する教員によるストライキもあったため、一時は東エルサレム事業の遅れも心配されました。しかし、PMRS/MRSの現場医療チームの努力のおかげで、本事業は中断することなく、エルサレム各地の学校や地域センターで健康診断や健康教育を実施することができました。
停戦が結ばれた昨日は、医療チームの医師と保健指導員にも安堵の表情がみられ、いつもの笑顔と冗談が戻ってきていました。とある保健指導員は、停戦への感謝とそれが続くことへの願いを込めて1日断食をしていました。また、普段は神に祈らないPMRS/MRSの職員の一人も、「神に感謝したい!」と言っていました。
以下、シャーシャ・ニュースに掲載された記事の和訳と写真をお届けします。
原文のアラビア語記事はこちら。
アラビア語記事のPDFはこちら。
「シャーシャ・ニュース」 2012年11月13日付記事
パレスチナ医療救援協会、エルサレムのハッサン・アッサーニー校でメディカル・デーを開催。
【占領下のエルサレム、シャーシャ・ニュース】
パレスチナ医療救援協会(PMRS/MRS)は火曜日、エルサレムのワディ・ジョーズ地区にあるハッサン・アッサーニー校で、メディカル・デーを開催しました。この日は、パレスチナ自治政府文化教育省のエルサレム代表をしているフルードゥ・マフルース女史も参加しました。
この日は、血糖値・血圧・身長・体重・視力の検査など、いくつかの活動が行われました。さらに、教員と生徒の両親を対象に医療相談が実施されたほか、糖尿病・血圧・コレステロールについての医療パンフレットも配布されました。
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