\n"; ?> JVC - 【ガザ空爆】現地の声・ANERA - パレスチナ最新情報

【ガザ空爆】現地の声・ANERA

2009年1月12日 更新

1月12日、子どもの栄養改善事業でJVCが一緒に働く国際NGOのガザのスタッフ、モナさんと電話がつながりました。イスラエルは、国連安全保障理事会が採択した即時停戦決議を拒否し攻撃を続けており、現在、人口がより密集しているガザ市内にまで地上軍が入ってきています。モナさんはガザ市内に住んでいるのですが、昨日の夜は攻撃の音などで怯えて眠れなかったとのこと。
それでも今のところ彼女の住んでいる地域は比較的安全ということで、ガザ市周辺から親戚や知人を頼って人々が押し寄せているとのことです。電話がつながってからも、彼女の携帯電話は何度も鳴っています。

「『この地域にフード・パッケージが届いていないか』とまた知人から問い合わせがあったわ。皆、シャジャイヤなどの攻撃が激しい地域から、着の身着のまま逃げ出してきたの。戦火を逃れてくる人たちに、家に辛うじて残っている食料などを持ってくる余裕なんてない。この地域にある家々には、ひとつの家に多くて何十人という人たちが避難してきているけれども、彼らに食べさせてあげる食料がないのよ。早く食料が手に入るようにならなければいけないのに、ガザ市内での攻撃は激しくなる一方。今も、逃げることも出来ずに、食べるものがないまま怯えている人たちがたくさんいるのよ」
 
現在、国連機関やNGOが、全ての物資が底をつきかけているガザに、医療物資や食料品、毛布や衣類など特に避難民となった人々のための物資をガザに運び入れようとエルサレムや西岸で調整を行っています。既に、一部の物資はガザへ向けて送られています。しかしガザに物資を運び入れるにも制限があり、境界線では物資を積んだ多くのトラックが、ガザに物資を運び入れるために待っている状態のことです。今日現在、避難民となった人々は少なくとも25,000人といわれています。今も避難生活を続ける人々に、一日でも早く、物資が行きわたればよいのですが。

「そうそう、昨日の夜、ベツレヘムから電話があったの」と彼女は続けました。JVCが支援しているベツレヘムの女性グループのメンバーが、彼女と家族、そしてガザの人々を心配して、私に彼女の連絡先を聞いてきたのは数日前。やっと電話がつながって話ができたようです。「西岸の人たちが私たちをつながっていようとしてくれること、支えてくれていること、本当に嬉しく思うわ」

電気がほとんど来ていないガザでは、ニュースを見るのも困難です。東京では週末の抗議集会で1,500人もの人々が集まり、バナーやガザの子どもたちの写真を持って、ライトなどで明かりを灯しながら歩いたことを伝えました。世界中で、多くの人々がイスラエルのガザに対する攻撃に対して非難の声を上げています。遠く離れていても、パレスチナの人々の精神的な支えになること、そしてその動きが暴力をやめさせる力となることを祈らずにはいられません。


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