ガザ緊急支援報告:ハンユニスセンターでの様子
ガザ地区の経済状況ですが、更に悪化しています。
ガザの夏の風物詩、「ロバ車のスイカ売り」が父親たちから追い返されているそうです。10キロぐらいある巨大なスイカは1個10シェケル(約260円)ぐらいの安価で夏のおやつですが、それさえ買えなくて子どもたちがかわいそうだからとのことです。
ガザ地区での緊急支援では、ガザ市の「人間の大地」のセンターに加え、6月から南部のハンユニスの「人間の大地」のセンターでの支援を開始しました。
ハンユニスセンターは、イスラエル入植地に面していました。建物がイスラエル軍の攻撃を受けたこともありました。昨年の夏、イスラエル軍及びイスラエル人入植者が撤退し、その後は銃声が聞こえることもなくなりました。しかし、センターの看護婦さんによると、経済ということでは、今までに経験したことがない最悪の状態とのことです。
奥の小高くなっている丘の部分の向こう側は、昨年夏まではイスラエル人入植地で監視塔もあった。緊急支援では、栄養失調児に2食の栄養食を提供、同時に栄養を専門とする看護師が母親への栄養教育をしています。栄養食は離乳食を食べられる6ヶ月以上の子どもが対象です。センターに来るための交通費さえ払えないので交通費の補助もします。1日に45人前後の栄養失調児がこの栄養食のためにセンターに連れて来られます。
センターで食事を与える母親たち6月19日は、46人でした。家に十分な食べ物はなく、ほとんどの子どもは朝食を取っていません。栄養食を準備中、おいしそうなにおいが漂ってくると、ヨチヨチお歩きの子どもがキッチンに入ってきたり、おなかをすかせた子どもが泣き出したりしていました。看護師さんは、「気の毒に、子どもたちが待っているから」と言って、お鍋をかけているガスの火を強くしました。
栄養食を準備する看護師さん
1歳以上の子ども用。この日の材料は、肉、ジャガイモ、にんじん、インゲン豆、たまねぎ、サラダ油出来上がった栄養食を子どもたちは大喜びで食べていました。


センターの代表のハナンさんは、「元々悪い経済状況に今回の経済制裁は追い討ちをかけました。季節のジャガイモ、トマト、きゅうり、それにパンとお茶ぐらいしかない家庭が多いのです。4月は全体で延1997人の子どもが連れてこられましたが5月は2177人に増えました。特に中等度・重度の栄養失調児が増えているのが心配です」と語りました。
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