アフガニスタンからサラーム♪の記事一覧
アッサラーム・アレイコム!
今回紹介するのは、「庭師」として診療所と簡易診療所の庭の整備や管理を行っているカン・ミルさんです。現在推定55歳(正確な記録がないため)で、アフガニスタンの長い紛争を経験してきたカン・ミルさん、どのような人生を送ってきたのでしょうか?そしてJVCでどのような仕事をしているのでしょうか?
彼はJVCの事業地であるゴレーク村の農家に生まれましたが、早くに両親を亡くし、子どものころから牛飼いの仕事をしていたそうです。そして13歳の時には結婚し(相手の女性は9歳)、2人目の子どもが生まれたころにアフガニスタン内戦が始まり、家族と共にパキスタンの難民キャンプに逃れました。
最初はキャンプ内で日雇いの仕事をしていましたが、ある日難民キャンプ内の事務所の庭師の仕事を紹介され、そこで11年ほど庭師を勤めたということです。これがカン・ミルさんにとって庭師としての最初の仕事でした。その後もパキスタンのペシャワールにあるホテルで15年庭師をし、2009年にアフガニスタンに帰国、JVCで庭師として働くに至りました。学校には行ったことがなく読み書きは出来ないとのことですが、庭師としてのキャリアは32年にもなるのです!
サラーム!
今回は、現地スタッフの話に基づき、JVCアフガニスタンの事業地であるナンガルハル県について紹介いたします。
ナンガルハル県はアフガニスタンの東部に位置しており、パキスタンと国境を接しています。JVCアフガニスタン事務所のあるジャララバードはナンガルハル県の県都で、古くからカブールとパキスタンのペシャワール、さらにインド方面へと続く交易ルートに位置しています。
アフガニスタンの食料庫
ナンガルハルに住む人々の多くは農業や家畜によって生計を立てていましたが、戦争により大きな打撃を受けてしまいました。また、干ばつや洪水といった自然災害にも見舞われる土地で、ここ最近も洪水により農業や家畜、灌漑設備などが被害を受けるなど大きな爪痕を残しました。
アッサラームアライクム!
今回紹介するのは経理補佐として2011年からJVCで活動しているトラブ・ハーンさんです。読書や映画鑑賞、クリケットなど多趣味な彼は現在24歳で、3人の子どものお父さんでもあります。
経理の仕事には主にお金の出入りの管理・記録、予算決算の作成、報告書の作成などがありますが、二つの診療所を運営しているJVCにとってその量は膨大になります。
そのため、経理はイサヌラさんとの2人の体制で活動しています。
サラーム! 今回ジャララバード事務所からご紹介するのは、彼、サイード・サファラガ。現在29歳(推定、兄弟姉妹が多いこともあり母親の記憶が少し曖昧だそうです)、3人の子どものお父さんです。
2008年からJVCに入った彼は、今は物資調達を担当しています。
「教育事業担当」や「医者」といった役割とはまた違い、物資調達のお仕事は表に出ることも少なく、地味かもしれませんがプロジェクトに必要なすべての物品を調達する、重要な役割を担っています。特に、JVCはゴレーク地域で二つの診療所を運営しているためたくさんの医薬品を扱っており、これらを調達し、しっかり管理するのも彼が責任を負っています。
ここで、いったいどれくらいの医薬品を調達しているのか、のぞいてみましょう!
アフガニスタン現地の様子を紹介する新しいシリーズ、『アフガニスタンからサラーム♪』を開始します!「サラーム」とはイスラムの人びとの間で使われる言葉で「平和」や「平安」といった意味で、挨拶として使われています。このシリーズでは、実際の活動の報告の中ではなかなか現れてこない、活動を支えるアフガニスタン現地事務所のスタッフの活躍を、写真を交えてご紹介したいと思います。現地にはこんな仲間がいる!ということをお伝えできたらと思います。
さて、突然ですが、こちらの写真は何をしているところでしょうか?
こちらは、JVCのクズカシュコート診療所の前の道を守衛さんと運転手さんがならしているところです。