\n"; ?> JVC - アフガンウォッチ
  • HOME >
  • アフガンウォッチ
現地ブログ from アフガニスタン

アフガンウォッチ

アフガンウォッチは、アフガニスタンに関するニュースを集めているページです。治安の悪化にともない、2008年からJVCの日本人スタッフもジャララバードの事務所に駐在できない状況が続いていますが、日々ニュースを追ったり現地スタッフと連絡を取ったりしながら情報収集に力を入れています。

【アフガンの女性たち】
アフガンの女性たち②

アフガニスタン事業ボランティア 白川 麻子
2018年7月24日 更新

前回更新したアフガンの女性たち①の続きです。前回は教育や経済活動に従事する女性たちを挙げました。今回の記事ではどのような女性が登場するのでしょうか。

続きを読む

【アフガンの女性たち】
アフガンの女性たち①

アフガニスタン事業ボランティア 白川 麻子
2018年7月10日 更新

アフガニスタンでは、日常的に権利を脅かされている多くの女性たちがいる一方、その中でもたくましく生きている女性たちもたくさんいます。

今回はそんなアフガニスタンの女性に関する記事を集めました。これから数回にわたりご紹介していきます。厳しい状況下でも活躍する女性たちについて、ぜひ知ってください。

続きを読む

アフガンウォッチ2月号

2016年度アフガニスタン事業インターン 戸澤 典子
2017年4月20日 更新

アフガンスキーヤー、初のワールドカップ出場になるか、目標は平昌オリンピック!

昨年11月アフガン・ウォッチで取り上げたアフガンスキーヤー2名アリシャ・ファーハンさん(26)とサジャード・フセイニーさん(25)が初のスキーワールド・カップの出場のため、2月16日予選に参戦しました。

彼らは2011年、スイス人ジャーナリスト、クリストファー・ズァーシャ-さんがアフガンスキーヤーをワールド・カップに出場させるために設立した財団NPOバーミヤン・スキー・クラブ、スイス・サンモリッツ村、スキー会社の支援を受け、サンモリッツで練習を重ねてきました。フサイニーさんによれば、今回のワールド・カップ出場は、2018年大韓民国・平昌(ピョンチャン)で行われる冬季オリンピックに初のアフガニスタン人スキーヤーの出場を視野にいれたものだといいます。しかし、母国アフガンでのスキー環境は決して恵まれたものではありません。「スキーは(アフガンでは)費用のかかるスポーツです。リフトもないんですよ。雪上で単にスキーを楽しむことはできますが、競技のための練習は厳しいものがあります。」とフサイニーさんは話してくれました。戦争がいまもリアルな記憶となっている場からの参加は、それ自体が重要な最終地点というよりもむしろ通過地点(ジャーニー)ではないでしょうか。

バーミヤン・スキー・クラブが運営しているサイトです↓

http://afghanskichallenge.com/

2017年2月16日(SBS.com)原文英語

続きを読む

アフガンウォッチ1月号

2016年度アフガニスタン事業インターン 戸澤 典子
2017年3月21日 更新

トランプ大統領の移民禁止令はアフガン・イラク現地通訳者にも影響

トランプ大統領が移民受け入れ禁止の大統領令を発令しました。この大統領令では移民再定住プログラムの凍結とイスラム教系移民よりキリスト教系移民を優遇するものです。ビザを待つイスラム系の多くの移民の中には、アメリカ軍に従事したイラク人通訳、アフガニスタン人の通訳も含まれ、アメリカ軍を支援したことで命の危険に晒されている彼らはビザ発給凍結の解除を心待ちにしています。Military.comによれば、この大統領令は移民スクリーニング(確認)の間、少なくとも120日間、全ての国からの新移民の受入を停止し、この条例とは別にイラクなどの「リスクの高い」とされる国家については新移民の受入を90日間停止するものです。保守派の多くはキリスト教系移民の優遇を好意的に受け止めながらも、ビザ発給凍結は厳しすぎると懸念を表明しています。なぜなら、アメリカ軍に協力をしていた通訳は特別移民ビザプログラムによってアメリカへの移住申請を許可されていたものの、今回の条例では彼らに対するビザ発給も停止するからです。Military.comはアメリカと仕事をしていた通訳たちが暗殺の対象となっていると伝えています。

2017年1月28日(by Sarah Lee, theblaze) 原文英語

続きを読む

アフガンウォッチ12月号

2016年度アフガニスタン事業インターン 戸澤 典子
2017年2月21日 更新

アフガン軍初の女性パイロット、アメリカへ亡命申請

アフガン空軍初の女性パイロットが、母国での相次ぐ脅迫のためアメリカに亡命申請を出したことが明らかになりました。亡命を申請したのはアフガンニスタン軍のニロファル・ラフマニマ大尉(25)です。弁護士によれば、彼女は武装勢力からの度重なる脅迫に加え、政府当局者からも非難を受けていたとのことです。2013年にアフガン初の女性パイロットになったラフマニア大尉は、1年程前からアメリカで飛行訓練を受けていました。パイロットになりたかった父の夢を叶えるだけでなく、アフガンの女性が男性と同じように仕事ができることを世界に知って貰いたかったと語るラフマニア大尉ですが、有名になるにつれ強い非難が彼女に集中し、また軍上層部からの反発も招き、生命の危険を感じ亡命を決意したとのことです。

2016年12月28日(CNN.jp.com

続きを読む

アフガンウォッチ11月号

2016年度アフガニスタン事業インターン 戸澤 典子
2017年1月19日 更新

一層厳しい冬に直面するパキスタンからのアフガン帰還民

パキスタンとアフガニスタンの政治的緊張が高まる中、パキスタンに避難していた20万人のアフガン難民(難民登録有り、無し含む)が自発的にアフガニスタンに帰還するか、パキスタンから強制送還になるかの問題に直面しています。帰還民にとって、アフガンの冬が厳しいということだけでなく、ISIS(自称イスラム国)の攻撃の増加、さらに国連UNCHRによると、ソ連占領時代に257地域1587箇所に埋められた地雷も懸念される問題です。

自発的に帰国したパキスタン生まれのマヤ・ガッセンさん(16才)は"アフガンは安全でないから、戻るのが怖かった"と云います。ガッセンさんによれば、アフガニスタンへ帰還すると国連によって難民登録が抹消され、アフガニスタン政府の住宅支給まで、国連から資金・医療援助を受けます。今、ガッセンさん一家はUNHCRセンターに身を寄せていますが、一晩に何百人もの帰還者に溢れ、センター職員は人びとを暖めるためのヒーターやブランケットの確保に大わらわです。

UNHCRセンターに登録をすると家族一人当たり400ドル支給されますが、その金額は住居と食べ物を長期間賄うには十分ではありません。29年間、難民としてパキスタンで暮らし7人の子を持つロスタムさんは、「パキスタン警察がアフガン難民を自宅から引きずりだし強制送還しようとしている映像をテレビで見て、ここ(パキスタン)にはもう居られないと思いました。帰還するしか選択がなかった。しかし帰還したアフガン難民はアフガニスタンのどこにも行く宛がないのです。」と語っています。

また35年間パキスタンで難民として暮らし、アフガニスタンに帰還したロディンさんも「祖国に戻ったのにどこに行ったらよいのか、何をしたらよいのか」と云います。カブールにあるUNCHR(難民)登録抹消事務所の本国送還担当アシスタントのサッタ-さんによれば「私たちは帰還民を"自発的な帰還民"と呼んでいますが、実際は選択の余地がなかったから戻ってきたのです。自発的ではありません」と語ってくれました。

UNHCRによれば、2016年11月現在、帰還民は35万人に登り、年内には50万人以上が帰還すると云います。UNCHRカブール事務所ディレクターのアメルトゥンガさんは「アフガン難民とって、パキスタンも、アフガニスタンへの帰還も危険を伴うのです。パキスタンにいれば嫌がらせを受け、アフガンに戻っても厳しい状況なのです。祖国アフガニスタンを知らず帰還する第2世代、第3世代は何のために帰還したのか?政府は住居のない帰還者向けシェルターの準備すら出来ていないのです。」と語ってくれました。 そしてアフガンに戻ってきた若者の中には祖国で夢を見つけられず、反政府勢力のリクルートの犠牲になることもあります。 久しぶりの祖国での冬は、帰還者にとって一層厳しいものとなります。

2016年11月24日(Al Jazeera by D. Parvaz)原文英語

続きを読む

アフガンウォッチ10月号

2016年度アフガニスタン事業インターン 戸澤 典子
2016年12月 8日 更新

タリバン元交渉責任者:タリバンに和平交渉再開を進言していたことを公表

15年間の沈黙を破り、タリバンの元交渉責任者であったアガー氏が現リーダーのハイバトゥラー・アクンザダに、今年7月、アフガン政府との和平交渉再開を進言した手紙を送っていたことを公表しました。手紙は4枚に及び、1)外国人傭兵の解散、 2)アフガン疑似政府として統治を中止、3)パキスタンからの撤退を呼びかけました。2001年にアフガニスタンを追われてから、タリバンはパキスタンに身を寄せアフガン反政府活動の拠点にしていました。このような環境はパキスタンの影響力を強め、タリバン上層部もその影響に2分され、それぞれの上層メンバーが和平交渉、パキスタン撤退に前向きでも、大きな会議ではメンバー間の不信と恐怖から議論がなされていないとのことです。また、アガー氏はアメリカ軍撤退を前提条件とする和平交渉は現実的でないばかりか賢明でないと語り、タリバンは要求を柔軟に考えアフガン政府と和平交渉を再開すべきであると述べています。

2016年10月31日 by Mujib Mashal、 New York Times )原語英語

続きを読む

アフガンウォッチ9月号

2016年度アフガニスタン事業インターン 戸澤 典子
2016年10月20日 更新

アフガン政府、反政府勢力と和平協定結ぶ

22日、アフガニスタン政府はヘクマクティアル元首相率いる反政府勢力「ヒズビ・イスラミ」と和平協定を結びました。アメリカ政府もこの和平協定締結を歓迎し、在アフガニスタン米大使館は声明で和平合意は「アフガニスタンにおける紛争を平和的に終わらせる第1歩だ」と述べました。しかし一方、人権団体から強い批判の声も上がっています。ソ連撤退後の1990年代に起こった内戦中、ヘクマクティアル氏は首都カブールの占有をめぐる戦闘で市民に残虐な行為を行い、ロケット砲攻撃を繰り返していました。2001年タリバン政権崩壊後、ヘクマクティアル氏は欧米の支援を受けたアフガン政府と戦い、2003年には公式テロリストとして認定されていました。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは声明を出し、この和平協定によって武装勢力指導者らの人権侵害が不問に付され、「免責の文化」が形成されていると非難をしています。

2016年9月23日 CNN. co.jp

続きを読む

アフガンウオッチ8月号

2016年度アフガニスタン事業インターン 戸澤 典子
2016年9月12日 更新

アフガニスタン女子ナショナル自転車チーム、自由へのペダル

アフガニスタンでは、「男性より筋力、能力の劣っている」女性が自転車に乗るということは長い間タブーでした。さらに自転車のサドル(座面)が女性の婚姻能力を損なうものだと信じられていたからです。このようなアフガン社会に風穴をあけたのが、アフガニスタン女子ナショナル自転車チームとチームトレイナーのシャノン・ガルピン(アメリカ、コロラド出身)さんです。ガルピンさんとアフガニスタン女子ナショナル自転車チームはバーミヤンで短期間の実地練習を積んでいます。

続きを読む

アフガンウォッチ7月号

2016年度アフガニスタン事業インターン 戸澤 典子
2016年8月 9日 更新

オバマ大統領、アフガン撤退計画見直し

オバマ大統領は6日、アフガニスタンの駐留米軍撤退計画を見直し、当初計画よりも3,000人多い8,400人規模の駐留を維持する意向を明らかにし、その理由としてアフガニスタンの継続する不安定な治安を指摘しました 。アフガニスタンでの戦争を勝利のうちに終結を公約に掲げていたオバマ大統領ですが、暗に期待したほどアフガン情勢が改善されていない事を認めることとなりました。さらにイスラム主義を標榜する国際組織ア ルカイダがアフガニスタンで再集結を図っていることにも触れ、世界の現状への対処を進めなければいけないと述べていました。

2016年7月7日 CNN.co.jp

続きを読む