\n"; ?> JVC - 暮らしを取り戻すために奮闘するスーダンの人々 - 東京事務所スタッフ日記

暮らしを取り戻すために奮闘するスーダンの人々

カレンダーでできる国際協力
広報/FRグループ アルバイトスタッフ 三浦 俊太郎
2020年12月26日 更新

JVCが毎年発売している「JVC国際協力カレンダー」。ただ今、2021年のカレンダーが好評発売中です。

2021年のカレンダーは、ジャーナリスト・堀潤さんがこれまでに訪れて撮影してくださったJVCの活動地、カンボジア、スーダン、パレスチナ、平壌の素敵な写真をお楽しみいただけます。

カレンダーでも写真と撮影時のエピソードをお伝えするキャプションとともに現地の様子を感じていただけますが、今回はカレンダーこぼれ話として、スーダン現地のエピソードをお届けいたします。

カレンダー表紙.png カレンダー表紙の写真もスーダンの女性。こちらを見つめる真っ直ぐな瞳に、写真を通して思いを通えそうな気がしてきます。

紛争に学ぶ機会を奪われた子どもたち

sudan.blog.image2.JPG先生からアラビア語を教わるマルガニ君

JVCの活動地の1つであるスーダンでは、2019年春の政変をきっかけに民主化に向けて動き出しました。国内紛争の解決を目指す動きも進み、紛争から避難していた人々が故郷に戻りはじめています。

しかし争いのために村は荒れて、人々は生活を再び建て直していかなくてはいけません。避難民としての厳しい暮らしや家族の離散など紛争で暮らしを奪われるのみでなく、状況が落ち着き故郷に戻ってこられたとしても、紛争の影響は長く広く人々の生活に及んでいます。

JVCはスーダン南部の南コルドファン州で、避難民や帰還民の方々の生活再建支援を行っており、そのひとつとして、学校に通えなかった子どもたちのための補習校を運営しています。

15歳のマルガニ君も補習校で学ぶ子どもの1人です。マルガニ君はアラビア語の読み書きができなかったのですが、今では少しずつ、読み書きができるようになっています。
マルガニ君についてはこちらの冬の募金キャンペーンのページでもご紹介しています。

再び暮らしを取り戻すために

補修校では、地域の大人たちが教師となって学校を支えてくれています。開始当初の出席率はおよそ80%と好調でしたが、コロナ対策により休止を迫られてしまいました。再開後は、先生たちの取り組みもあり、今は70%の出席率をキープしています。
これほど大変な世の中でも、子どもたちが補修校に来るのは「勉強が楽しい」「先生が熱心に教えてくれる」といった気持ちを持ち続けているからです。

sudan.blog.image1.JPG母親たちが生徒にバリラを配っている

また、忘れてはいけないのが、補修校を支えてくれる親御さんたちの取り組みです。お母さんたちも自分たちができることで補習校の運営を支えてくれています。

例えば、上の写真ではお母さんたちが勉強する子どもたちのために給食を配っています。これは「バリラ」というものです

「バリラ」とはソルガムという穀物の粒を煮たもので、この穀物は、アフリカの多くの地域で栽培されている穀物です。ちなみに、スーダン事業の活動地のカドグリがある南コルドファン州はソルガムの一大穀倉地帯です。

多くの親たちが「子どもたちを参加させて欲しい」「勉強してほしい」という強い願いを持って、自分たちができる形でサポートをしています。

スーダンは近年の政情不安もあり、ひどいインフレに苦しんでおり、農村部を中心に厳しい生活をしている人たちも多くいます。そんな状況でも彼らは、このようにしてコミュニティ内でお互い助け合っています。
未来ある子どもたちに教育を、そして平和な社会へ、そいうった人々の思いをJVCはこれからもサポートしていきます。

カレンダーで現地を応援!

カレンダーの収益は、スーダンの補修校経営をはじめ、JVCの活動を通して世界各地の人々を支える力となります。
暮らしを彩るカレンダーでできる国際協力に、ぜひご協力をお願いいたします!

calendar-support.JPGカレンダーでできること

JVC国際協力カレンダー 特設サイト

カレンダー関連動画

堀さんにカレンダー「私は、おもう。」に込められた思いや各活動地でのエピソードをお伺いしたインタビュー動画と、11/21に行ったカレンダートークイベントのダイジェスト映像もあります!こちらもぜひご覧ください。​

堀潤さんビデオインタビュー(1)
~2021年JVC国際協力カレンダー「私は、おもう。」に込めた「つながり」への思い~

堀潤さんビデオインタビュー(2)
~2021年JVC国際協力カレンダー「私は、おもう。」に込めた「つながり」への思い~

堀潤さん登壇カレンダートークイベントダイジェスト映像
~コロナを乗り越え、今こそ「つながり」を~

また、12/20には堀潤さんのYouTubeチャンネルでJVCの活動地訪問の取材報告配信をしてくださいました!

カレンダーに関するお問い合わせ

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■お問い合わせ先:カレンダー担当 伊藤
TEL:03-3834-2388
FAX:03-3835-0519
MAIL:calender@ngo-jvc.net
住所:〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F
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*お電話でのご連絡につきまして、誠に恐縮ながら新型コロナウイルスへの感染対策を行っており、少人数での事務所運営のため平日・月~金曜日の11~16時受付原則とさせていただいております。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご容赦ください。

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口座番号: 00190-9-27495
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※手数料のご負担をお願いしております。

JVCは認定NPO法人です。ご寄付により控除を受けられます(1万円の募金で3,200円が還付されます)。所得税控除に加え、東京・神奈川の方は住民税の控除も。詳しくはこちらをご覧ください。

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