趣味のじかんの記事一覧
1月29日、鹿折中学校仮設住宅の集会場にて第7回「あづまっぺ!『趣味のじかん』」を開催しました。今回は「新年会」を企画し、福笑い、カルタ取り、花札や健康麻雀など数種類のゲームを行いました。
イベント当日、参加した方々はそれぞれが興味のあるゲームで遊び、会場は和気あいあいとした雰囲気となりました。
これまで実施したイベントでは女性住民の参加が多く、男性住民の参加についてはごく限られたものとなっていました。そのため、今回は健康麻雀を取り入れました。その結果、これまでより多くの男性住民の参加を得ることができました。
新年1月と言えば、凧揚げですね。気仙沼には、小正月の時期に魚問屋などの屋号を染め抜いた凧(天旗)を揚げる習慣があり、天旗祭りという凧揚げのお祭りもあります。気仙沼の人たちにとって、凧揚げはとても馴染み深いものなのです。
そこで、JVCや地元の支援団体は、毎月1回開催している「趣味のじかん」の中で、3回(11月、12月、1月)にわたり、「連凧」の企画を実施しました。
JVCは、昨年6月から鹿折地区で活動する他の支援団体とともに、「趣味のじかん」を開催してきました。住民の方々の要望を聞き、「どうしたら普段の交流の場に出てこない住民の方に参加してもらえるか」、「体を動かしながら、住民同士が交流できる企画はないか」といったことを支援団体間で協議しながら、この企画を毎月1回鹿折中学校仮設住宅で実施してきました。
この企画は、市内在住の講師を招くなどして行い、これまでにかご作り、絵手紙などの手芸のほか、ペタンクや囲碁ボールといったニュースポーツ(※)を実施しました。参加した住民の方は「家にじっとしていると気持ちが沈むけど、みんなで楽しく何かをやると気持ちが晴れるわ」、「運動不足なので体を動かすいい機会になる」と、うれしそうに話してくれます。
仮設住宅での暮らしが始まって、およそ1年。住民の皆さんはその生活にも少しずつ慣れ、落ち着きを取り戻してきました。一方、仮設住宅の住民が従来のコミュニティや人との関わり合いを失い、孤立してしまうことが、依然として懸念されています。そのため昨年から、地元・外部を含め数多くの支援団体が、交流の機会の提供や新たなコミュニティ作りのための活動に励んできました。