\n"; ?> JVC - 合同企画「趣味のじかん」 ~この一年を振り返って~ - 気仙沼支援活動レポート
2013年7月14日 【 趣味のじかん

合同企画「趣味のじかん」 ~この一年を振り返って~

震災支援担当 石原 靖士
2013年7月16日 更新
「趣味のじかん」で囲碁ボールを楽しむ住民の方々「趣味のじかん」で囲碁ボールを楽しむ住民の方々

JVCは、昨年6月から鹿折地区で活動する他の支援団体とともに、「趣味のじかん」を開催してきました。住民の方々の要望を聞き、「どうしたら普段の交流の場に出てこない住民の方に参加してもらえるか」、「体を動かしながら、住民同士が交流できる企画はないか」といったことを支援団体間で協議しながら、この企画を毎月1回鹿折中学校仮設住宅で実施してきました。
この企画は、市内在住の講師を招くなどして行い、これまでにかご作り、絵手紙などの手芸のほか、ペタンクや囲碁ボールといったニュースポーツ(※)を実施しました。参加した住民の方は「家にじっとしていると気持ちが沈むけど、みんなで楽しく何かをやると気持ちが晴れるわ」、「運動不足なので体を動かすいい機会になる」と、うれしそうに話してくれます。

4月に開催した展示会の様子4月に開催した展示会の様子

今年4月に「趣味のじかん」などで住民の方々が制作してきた手芸の作品を展示する展示会を実施しました。展示会には、「趣味のじかん」で作った作品のほか、住民の方が個人で作った作品も数多く並びました。「○○さんの作品すごいわね」、「このクッションの作り方、今度教えてよ」。お互いの作品を鑑賞し、新たな交流が生まれました。

写真展の準備の様子写真展の準備の様子

また、6月にはこれまで「趣味のじかん」などの企画の際に撮影してきた写真を集めた写真展を実施しました。写真展では、写真の注文も受けつけ、多くの方から注文を頂きました。「写真があると、仮設住宅を出た後も、仮設住宅の思い出や仲間のことを忘れないでいられる」、「(震災前)写真はいっぱいあったんだけど、津波や火事で失くしてしまって。だから、とてもうれしい」と、住民の皆さんに喜んで頂きました。

仮設住宅での生活が始まって2年4ヶ月が経過しましたが、先行き不透明な状況に不安を抱えながら暮らす住民も少なくありません。このような支援活動が、住民の方々の息抜きの時間となり、新たな生きがいを見出す機会となるよう、今後も他の支援団体との協働により「趣味のじかん」を継続していきます。

※ニュースポーツとは、勝ち負けにこだわらずレクリエーションとして気軽に楽しむことを目的とした身体運動のことです。

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