ガザ地区でバンクシーのグラフィティアート(壁の落書き)を見つけました。
バンクシーは、世界的に有名なグラフィティアートのライターで、ベツレヘムの分離壁に描いたグラフィティアートによって、パレスチナでも有名になりました。
この猫のグラフィティアートは、破壊された家で唯一残ったトイレの壁に描かれています。
このグラフィティアートのすぐ近くでは、イスラエル軍の攻撃によって破壊された自宅の柱にブランコを作って、子どもたちが遊んでいました。
子どもたちは、学校から帰ると、自宅のガレキを集めては売りに行き、家族の生計を立てているそうです。写真に写っている子どもたちの父親も失業しており、家族8人が、自宅で唯一破壊されずに残った狭い部屋で、わずかな水と食料の支援に頼って生活していました。
私たちが訪問した際、このグラフィティアートを撮影するため、カナダのテレビ局の撮影チームもちょうど来ていました。バンクシーのグラフィティアートが少しでもガザの人々の苦難を世界に知ってもらうきっかけになれば、と願っています。
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