こんにちは、パレスチナ事業担当の並木です。
実は私、7年間ずっと欲しかったものがあるんです。それは...
パレスチナ刺繍のドレス!
7年前、現地に留学していた時はちょっと手が出ませんでしたが、今の私は社会人。「ほら、やっぱりイベントで着るし、一枚は持っておかないと...」と自分を納得させて甘やかし、先日のパレスチナ出張中に思い切って買ってしまいました。
ドレスを探しに行った先は、ヨルダン川西岸地区の町ラーマッラー。街の中心にあるアルマナーラ広場の辺りにある婦人服のお店を何軒か見て回り、「このお店にしよう!」と決めた一軒へ、現地調整員の金子と一緒にお買い物に行きました。
2階建ての店内には、所狭しと棚やラックに詰まった服、服、服。あれこれ試着をしている私に釣られたのか、ついつい金子も試着。うーん、何だか羨ましくなるくらい、とても似合っています!
デザインを決めた後は値段交渉。中東諸国はパレスチナも含め、値段表は貼っておらず、お買い物の時には交渉して値段を決めるのが基本です。このお店で友人が以前買い物をしたこともあり、相場を知っている私は強気で臨みます。
店主のイマードさん:「これは950シェケルだよ! でも君はアラビア語を喋るし、パレスチナを支援しているから、安くしてあげる。600シェケルにしよう。とてもいい値段だよ!」
並木:「いや、友人がこのお店で同じ値段のドレスを500で買ったの、私知ってるの。450でどう?」
イマードさん:「それは無理だよ!!!! 500がギリギリだ」
並木:「じゃぁ買わない」
イマードさん:「これ以上の値下げは無理なんだ、お願いだよ」
並木:「分かった、じゃぁベルトもつけて。それで500だったら決めるから」
イマードさん:「しょうがないなぁ、それで決まりにしよう。出血大サービスだよ!」
ちなみに1シェケルは約27円なので、500シェケルは13,500円。うーん、それでもやっぱりいいお値段です。まぁ、とても気に入ったデザインですし、売ってくれるということは向こうにも利益があるということなので、これでいいことにします。値切るのもお買い物の醍醐味ですね〜。
ちなみにこの刺繍は機械縫い。手縫いはかなり値が張りますし、なかなか見つかりません。でもやっぱりクオリティが違いますから、奮発できる方には手縫いがオススメです。この模様も昔はすべて手縫いだったことを考えると、その手間のかかり具合に気が遠くなりそうです。
さて、せっかく買ったお気に入りの一枚、まずは10月5、6 日に日比谷公園で行われる国際協力のお祭り「グローバルフェスタJAPAN2013」で着用予定。日比谷公園で見かけたら、是非声をかけてくださいね!
この活動への寄付を受け付けています!
今、日本全国で約2,000人の方がマンスリー募金でご協力くださっています。月500円からの支援に、ぜひご参加ください。
郵便局に備え付けの振込用紙をご利用ください。
口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所
※振込用紙の通信欄に、支援したい活動名や国名をお書きください(「カンボジアの支援」など)。
※手数料のご負担をお願いしております。
JVCは認定NPO法人です。ご寄付により控除を受けられます(1万円の募金で3,200円が還付されます)。所得税控除に加え、東京・神奈川の方は住民税の控除も。詳しくはこちらをご覧ください。
遺産/遺贈寄付も受け付けています。詳しくはこちらのページをご覧ください。