キャンプの中の通りにもラマダンのライトアップ9月15日、JVCがサマー・プログラムを支援したシュアファット難民キャンプのズフール・センターのイフタール(断食明けの食事)に招待され、行ってきました。イフタールは、冬時間に入ったパレスチナでは18時前です。キャンプの中でも、所々で規模は小さいけれどもラマダンの装飾をした家が見えます。センターに行く道では、通りを歩いていた男性から「イフタールに招待されているのかい?そうでないなら、私の家のイフタールにいらっしゃい」と思わぬお招きも受け、すっかりラマダンのムードいっぱいでセンターに到着しました。
月曜日は、女の子たちの「アフタヌーン・クラス」の日。ラマダン中も、子どもたちは元気にボールを使った遊びをしていました。夜明けから水も飲んでいないので、「疲れないの?」と聞いてみると、「ぜんぜん!楽しいから!」と笑顔で答えが返ってきました。逆に「断食している?」と聞かれて、「うーん…努力はしてる…かなぁ」と何とも中途半端な答えを返した私。「ご飯は食べてないよ(といっても実はイフタールに招かれたからいっぱいおいしいものを食べようという理由で…)」「じゃあ水やお茶は?」「…水は飲んじゃった」「えーっ!それじゃ断食してるって言わないよ!」―情けないことに小さな女の子たちに怒られてしまいました。
スタッフが準備しました!豪華なイフタールですこの日は、このセンターで働く3人の女性が朝からそれぞれの家で食事を用意しました。メーンのチキンと野菜のご飯のほかに、スープ、数々の種類のサラダや薄いパンにチキンを巻いたもの、そしてラマダンならではのお菓子も振る舞われました。子どもたちは大喜びでご飯を頬張ります。口に入れすぎて噴き出してしまう子や、はしゃいでご飯のお皿をひっくり返してしまう子も。お腹いっぱいに食べた後は、大きな女の子が中心になってきれいにテーブルや床を掃除しました。その間にも、子どもたちは外に出てまた遊び始めました。
子どもたちも大興奮!ゆっくり食べてね、なんて聞こえない?残った大量のご飯はどうするのかと聞くと、この後、センターの周辺の貧困家庭に配りに行くといいます。「これもザカートなのよ」と、ソーシャル・ワーカーとして働く女性は言いました。「ザカート(喜捨)」は、イスラム教の5つの義務(信仰告白、礼拝、喜捨、断食、巡礼)の1つで、物質的に余裕のあるイスラム教徒はその財産の一部(金銭や物資)を貧しい人たちに喜捨することです。特にラマダンの時期は、モスクなどを通して寄付が集まり、貧しい人たちに食事や物資を配布する光景が見られます。また、お店などでもお金がない人々にお店のご主人が食料品を分け与える光景も、特にラマダン中には見かけます。シュアファット難民キャンプでも、こうして人々は助け合って生きているのです。「ここに住んでいる人たちは、私たちがこの地域の特に貧しくい家庭を知っているってわかっているの。だから、『これを貧しい家庭のために使ってください』とお金をもってくる人たちもいるのよ」といいます。
ナッツとクリームをパンケーキで挟んだ、ラマダンの特別なお菓子を配る女の子たち「今日は、子どもたちのお母さんたちにとってはリラックスの日よ!毎日イフタールの準備と子どものたちの世話で、ラマダン中のお母さん業は大変なんだから」とセンターの代表の女性は笑って言いました。「今度は男の子のアフタヌーン・クラスのイフタールも計画しているの」。ズフール・センターの活動はラマダン中も地域に広がっていっているのです。なんだか心が温かくなった気がした夜でした。
イフタールの後、更に元気な子どもたちはゲームで盛り上がっていましたこの活動への寄付を受け付けています!
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