JVCでは、2003年よりジャバリヤ難民キャンプの子どもたちが通う幼稚園(シェイク・ゼイト幼稚園)での、子どもの栄養改善支援を続けています。
写真1:幼稚園の様子(2004年9月6日、軍事侵攻の約3週間前)2004年9月28日からのイスラエル軍のガザ地区北部への侵攻で、この幼稚園も窓ガラスが割られる等の被害を受けたため、窓ガラス等の補修を支援しました。
写真2:幼稚園の被害を確認する栄養改善事業の責任者(右)と幼稚園の先生(左)。銃弾は金属製の窓枠も貫通した。写真1と同じ教室。(2004年10月19日)JVCでは、子どもたちが幼稚園に通えるために最低限必要な窓ガラスを緊急に支援することに決定しました。(ガザ地区の幼稚園への緊急支援のお願い)
割れた窓ガラスを片付け、窓ガラスもないまま、10月23日にとにかく幼稚園は再開されました。(関連記事:パレスチナ最新情報 No.122「幼稚園再開」)
写真3:子どもたちの表情は暗かった。子どもの頭の上の窓枠の銃弾の跡は、写真2で責任者が被害を確認している場所。(2004年10月27日)
窓ガラスの補修工事幼稚園が始まってからの工事になりましたが、地元の工務店にお願いして窓ガラスを入れることはできました。
窓ガラスの入った教室窓ガラスは入ったのですが、隣の空き地が整備されたので子どもたちはサッカー等ボール遊びができるようになり(それ自体はとても良いことなのですが)、幼稚園には塀がないため、丈夫な金網で保護しなければ再び窓ガラスが割れてしまう危険性が高くなりました。
手前左の建物が幼稚園。中央が整備された空き地。右奥はUNRWA(国連パレスチナ難民救済機関)の学校。学校建設も手がけている建設技術者(国際NGOのパレスチナ人職員)に相談、彼にも幼稚園を視察してもらいました。その結果、幼稚園の子どもたちが安全に過ごせ、支援した窓ガラスも再び割れるようなことがないようにするためには、丈夫な金網を取り付けることは不可欠という結論に達し、金網部分も追加支援しました。
金網が取り付けられた窓枠。壁に打ち込まれた銃弾の跡はまだ残っている。
写真3の男の子の半年後。2005年春に幼稚園を訪問したときには、子どもたちの表情はずいぶん明るくなっていて、幼稚園の壁にも先生たちの手作りの教材がたくさん張られ、活気を取り戻していたようで安心しました。
この幼稚園の補修では、窓と窓枠の修理に2,560 NIS(約6万6千円)、金属製防護網の設置に4,154 NIS(約10万8千円)、合計17万4千円を支援しました。
ガザの現況ですが、2005年9月にガザ地区内のイスラエル人入植地は撤去、イスラエル軍はガザ地区からの撤退を完了しました。ガザ地区のパレスチナ人は地区内を自由に動くことができるようになりましたが、海・空・境界はイスラエルによる管理が続きます。その後もパレスチナ武装勢力によるイスラエルへの攻撃とイスラエル軍による暗殺は繰り返されています。1月25日に予定されているパレスチナ評議員選挙の影響で一部の政治勢力の内部での対立とそれに伴う武力闘争、家族間の対立や衝突、パレスチナ社会内部での混乱も起こっており、ガザ地区の一般の人々にとっての生活の困難は続いています。
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