妊娠と出産をめぐる出来事は、どの時代でもどの地域のどこの文化でもトップ・トピックスであるに違いない。だって、男女の性を介し場合によっては新しい生命を育む、なんて神秘な話題に興味を持たない人間なんてこの世にはいないだろう。およそ2000年前、ヨルダンの南部にナバタイと呼ばれる人々が住んでいたころの碑文が、アンマンからおよそ300km南下したワディ・ラムという町で見ることが出来る。そこには、マタニティの壁画があった!
壁画には、狩りの様子や生活する人々の様子、ナバタイ文字がうっすらと描かれている。その中のひとつに、女性が赤ちゃんを出産している様子が描かれているのだ。女性は立位で赤ちゃんを産もうとしていて、赤ちゃんはお母さんのお腹から、もう飛び出していて、頭位で安産だ。2世紀も昔もその前も、お産は女性にとっては一大イベントだったに違いない。
確かに、立位のお産というのも、体のメカニズムからいって楽そうだ。近代の病院の一般的な分娩台は、戦後GHQが日本の病院に持ち込んだもので、“医療者ための”分娩台であり、産婦さん主体の構造ではない。その昔々女性が主体的にお産をしていた時代に思いを馳せる。それに、赤ちゃんを産んでいる壁画の女性の脇に、人らしき人が描かれていて、この人も両手を挙げている。新しい生命の誕生を喜んでいるのだろう。
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