Amal Murkus
「人権のための医師団」にボランティアとして参加している歌手がいた。アマル・マルカスさんだ。「子どもたちが小さな部屋にやってきて、私が歌うともう大変だった」JVCも参加した4月20日の訪問医療の時の出来事だ。「人権のための医師団」の活動は医療行為だけでなく、「交流」という意味も強い。イスラエルではイスラエル国籍を持つものが西岸地区へ入るのは許されない。たとえアラブ人であってもである。
今回の紛争では、イスラエルに住むアラブ人ががんばっている。「イスラエルの学校では、授業の中で兵士へ手紙を書いたり、プレゼントを集めたりしている。アラブの学校では、みんな砂糖とかを持ち寄って西岸やガザへ送ろうとしています。」アマルさんは、イスラエル・テレビで子どもたちの教育番組を担当している。
「紛争が激化してからは、いいたいことがしゃべれない。局とはトラブルばかり」と嘆く。テレビはイスラエル軍をたたえるものばかりに変わってしまった。それでも今まで収録した部分で番組は続いている。「ジェニンの子どもたちのために何かしませんか」僕たちがピースライブラリーでやってきたことを今ジェニンでやろうとしている。彼女は惜しみなく協力を申し出てくれた。
5月10日、赤新月社のジェニン本部が受け入れてくれるという。担当者のシーファさんから電話が入る。「3000人の子どもたちを招待する」といって聞かない。3000人はいくらなんでも収集がつかなくなるのが目に見えている。「300人にしよう」と言うと、「どうやって300人を選ぶの? キャンプは子どもばっかりなのよ」という。確かにその通りなのだが。
アマルさんがプロデュースしたCD活躍する48
「48」とは、イスラエル国内にいるアラブ人のことをさす。彼らはイスラエルの中では少数派であるが、パレスチナ人であることには変わりない。ジェニン病院の院長、ムハンマッド・アブガーリー氏は、「アメリカは、食料も援助してくれるが、イスラエルに武器を援助している。まずこっちのほうをやめて欲しい」と言う。「多くの食料が入ってきている。それらがどのように人々に行き渡っているのかきちんと把握したいなら、自治政府を通してやって欲しい。人々の要求は自治政府がくみ上げる」
そんな中で、イスラエルのアラブ人が食料をとどけた。院長先生は誇らしげだった。
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