本当なら井下俊医師が到着しているはずだった。
「パレスチナ地区に入ろうとするものは入国させない」という法律ができたというのだ。もう夜中の12時を過ぎていたが、日本大使館員や「人権のための医師団」のミリさんの自宅へ電話して相談する。井下医師への連絡はこちらからはできないという。ただまつだけだ。ミリさんは、「入国するのは難しいでしょう。先週もベルギーの医師が拒否されたし。」という。事の成り行きを待ったが、結局井下さんは朝方トルコから電話をしてきた。
トイレと水を飲むのはOK。後は6人部屋へ入れられ朝の5時にパトカーに載せられて直接飛行機まで連れて行かれたそうだ。
私たちは朝、アメリカのNGO(ANERA) と会って今後の話を打ち合わせることになっていた。ANERAは東エルサレムのオリエントハウスという場所にあるが、軍事占領されていてイスラエル軍が見張っている。兵士が私たちを中に入れようとしないので、代表のトムさんがやってきた。
兵士の横柄な態度にさすがのトムさんも切れている。兵士はただ「命令だ。」を繰り返すのみ。
「イスラエルは、アメリカのさらに上をいっているよ」とトムさん。
その後テルアビブへ行き「人権のための医師団」を訪問した。井下さんにトルコから電話してもらいできうる限り起こったことを話してもらう。ミリさんは最高裁で訴えるつもりだ。人道的に医療行為をしようとやってきた外国人を入国拒否してしまうやり方はいかがなものか。イスラエルはよっぽど見られたらまずいことを西岸でやっているのか。
私たちは、イスラエル軍の人権侵害を訴える新聞広告を出すことにした。
医者になりたいというアッザ(ベイトジブリン)難民キャンプのラニーンちゃん(9)才が描いた絵は、私たちに希望を与えてくれる。
井下医師と連絡を取るミリさん(人権のための医師団の事務所にて)この活動への寄付を受け付けています!
今、日本全国で約2,000人の方がマンスリー募金でご協力くださっています。月500円からの支援に、ぜひご参加ください。
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