\n"; ?> JVC - 6年ぶり!のスタディーツアー報告① - カンボジア現地通信

6年ぶり!のスタディーツアー報告①

カンボジア現地代表 大村 真理子
2019年11月14日 更新

総勢15人の日本からのお客様

9月20日~24日に、東京発着のカンボジアスタディーツアーを実施しました。催行できるかどうか不安もありましたが、蓋をあければ満員御礼、嬉しいスタートとなりました。今回は東京発着でしたが、はるばる長崎から参加してくださった方もいて、下は10代から上は60代まで、幅広い年代の方が参加をしてくれました。カンボジアが初めてという方のほか、海外自体が初めてという方もいました。色々な方とお話できて、受け入れる側としてもとても刺激的な日々・・・。村には21日と22日の1日半滞在。それ以外は移動と自由行動(アンコールワットツアーに行かれた方が大半のようです。外せないですよね。本当に素敵な遺跡です)というツアー内容でした。

1日目の料理教室の後に村の方と記念に一枚!1日目の料理教室の後に村の方と記念に一枚!

事務所でのオリエンテーション

1日目、まずは事務所で自己紹介とオリエンテーション、と思ったのもつかの間、プロジェクター使用中にいきなり停電するという一幕も。なんてタイミングで・・・と思ったものの、皆さん「そうか、いきなり停電するんですね」と、事業地のリアルを感じてくださった様子。はい、雨の後は大体1~2時間停電、それ以外の場合も突然停電するのは日常茶飯事です。ただ今回はラッキーなことに数分で復旧しました~!(ほっ)

こんな風につくるんだ~!カンボジア料理教室

オリエンテーションが終わった後は早速、車で数十分、活動村に移動します。3月に掘削したため池にご案内し、その活用方法を説明した後は、近所のお宅の一角を借りて、カンボジア料理教室&みんなでランチタイムです。このアクティビティは、事前に料理の講師になってくれる人を村で募集し、手をあげてくれた4人の女性の協力のもと、実施されました。

と、その前に!とっても気がつくJVCローカルスタッフと村の皆さんが、日本からのお客様用にと、カンボジアの伝統布を用意してくれていました。希望者を募って、身に着けます。

こういう文化を体験するのって、紹介する側もされる側も、本当に楽しいですよねこういう文化を体験するのって、紹介する側もされる側も、本当に楽しいですよね
似合ってる~似合ってる~

調理は、まず材料を収穫するところから。JVCが掘削したため池の水を活用して育てたモリンガやレモングラスなど、家庭菜園の作物を村の方から購入させてもらい、それらを材料として使います。

慣れない棒を使って収穫体験中慣れない棒を使って収穫体験中
収穫が終わったらキレイに洗って、いざ調理!収穫が終わったらキレイに洗って、いざ調理!

調理の様子は動画をぜひご覧ください。といっても撮影の余裕がなく、荒っぽい?映像ではありますが、雰囲気はバッチリ伝わると思います。見慣れない道具や調理方法の数々に、「はあ~こうやってやるんだぁ!」「この作業なら私にもできそう~」「芸が細かくてすごい」などという声が飛び交っていました。※自分のできそうなところに参加してもらうので、料理が苦手な方でも大丈夫です!

今回は、カンボジア具沢山スープのソムロー・コーコー、あっさり鶏のライムスープのスガオ・ガムガウ、ゆでたてのお野菜とカンボジア風肉味噌、卵とモリンガのオムレツと白米の献立でした。ソムロー・コーコー以外は、少しお客様向けというか、お祝いの時なんかにつくる伝統料理です。

いただきま~す!いただきま~す!

お盆のお祝いダンスに遭遇!

皆でのランチも終わった後、少し休憩を挟もうとゲストハウスに戻ろうとした途中、素敵な出来事がありました。このスタディーツアーがおこなわれた9月下旬は、カンボジアのお盆の直前。半数近くの若者が出稼ぎに出ている事業地では、久しぶりに家族が揃っている家庭が多く、何とも言えないホリデームードが漂っていました。

バスが通りかかったのはまさに、タイの出稼ぎから子どもが戻り、家族が揃った嬉しさを祝うべく、近所を巻き込んでダンスをしているご家庭の前。楽しそうな雰囲気につられてバスを止めて降りてみると、あっっっという間にダンスの輪に混ぜてもらうことになりました~!これがまた、本当に楽しい時間で。色々大変なこともあるけれど、まずは踊ってこの瞬間を楽しもうよ!と言われている気がして、私にとっても忘れられないひと時になりました。こんな偶然の出会いも、ツアーの醍醐味ですね。ぜひ動画でご覧ください。


楽しかった・・・!楽しかった・・・!

試験農場(農業リソースセンター)でのボランティア体験

少し休憩を挟んだ後は、試験農場でのボランティア体験の時間です。が、雨季のカンボジア、雨が降ってきてしまったので予定を少し変更して、①たい肥づくり、②ハーブティの原料として卸すドライミントづくり、の2チームに分かれて作業を。

たい肥づくりたい肥づくり
ミント収穫~ドライの下準備チームミント収穫~ドライの下準備チーム

途中の休憩は、カンボジアで人気のコオロギや甲虫のスナックで。躊躇せずバリバリ食べる参加者の様子は、数々のツアーを案内してきている現地のツアーガイドさんが、「こんな日本人集団は珍しい」と驚く程でした(笑)楽しんでもらえてよかったです。

はじめての昆虫食に挑戦する参加者はじめての昆虫食に挑戦する参加者

すべての行程が終わった後は全員でカンボジアのお鍋料理、スープ・チュナンダイを囲んで、盛りだくさんの一日目の夜が更けていったのでした。

希望者はホームステイへ

今回のツアーは希望者先着で、カンボジアの伝統住居の高床式住居へのホームステイを選択することができました。ホームステイをされた参加者の松井ご夫妻、一緒に折り紙細工をしたり(カンボジアのお盆の飾りにピッタリだったそうで、ホームステイを受け入れてくれた村の方がとても喜んでいました)、翌朝は干し魚とお粥の朝食を楽しまれたり、忘れられない体験になったと話してくれました。

もう一組は、スタッフのポクの家のお世話になりましたもう一組は、スタッフのポクの家のお世話になりました

2日目に続く)