こんにちは。10月は1ヶ月日本に一時帰国していたこともあり、間があいてしまいました。一時帰国中は現地スタッフが日本に出張してきたり、私自身も様々な場所でお話する機会をいただくなど、盛りだくさんでした。その様子はまた更新します。
前回の記事では、事業地での洪水被害を報告しました。民家のみならず、ともに環境教育を行う小学校でも被害がありました。
残念ながら植林をおこなった6校のうちの一校は上の写真のとおり水浸し。植えた苗も水没してしまいました。不幸中の幸い、小学校は夏休み中だったので人的被害はありませんでした。
しかしながら今回、カンボジア事業担当の下田(東京事務所勤務)の言葉を借りれば、「タイやカンボジアの人々は(下田はタイ事業の経験が長い)、この地球の大自然に抗おうとするのではなく、自然とともにどう生きるかを実践している人々」だということを痛感しました。皆、被害はあっても慣れている。起きたことに対し、どっしり構えていて、水害も日常の一部。特別騒いだりすることもなく、店も通常営業で、その強さに学ぶ日々でした。
川が氾濫してから数日後、村を歩いていて驚いたことのひとつは、この穴。
事業地を回る車のすぐ下にあったので、あやうくスタッフが落ちるところでした(笑)
これは水を逃がすために掘られた穴だそうで、村の色々な場所に掘られていました。下がコンクリートではないからできることなのでしょう。
あっという間に季節は移り変わり、12月からは約半年、乾期が始まります。まったく雨が降らなくなり、農家さんが水の確保に苦戦する季節。私の駐在も早いもので2年目に入ります。今年度下期は、過去の活動の振り返りを経て、2019年度以降の活動をどうするのか、スタッフとの本格的な議論のスタートです。