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水害被害その後~自然に抗わない生き方

カンボジア現地代表 大村 真理子
2018年11月27日 更新

こんにちは。10月は1ヶ月日本に一時帰国していたこともあり、間があいてしまいました。一時帰国中は現地スタッフが日本に出張してきたり、私自身も様々な場所でお話する機会をいただくなど、盛りだくさんでした。その様子はまた更新します。

前回の記事では、事業地での洪水被害を報告しました。民家のみならず、ともに環境教育を行う小学校でも被害がありました。

小学校の様子を見に行くスタッフのソマッチ小学校の様子を見に行くスタッフのソマッチ
大人のひざ下まで水が・・・大人のひざ下まで水が・・・

残念ながら植林をおこなった6校のうちの一校は上の写真のとおり水浸し。植えた苗も水没してしまいました。不幸中の幸い、小学校は夏休み中だったので人的被害はありませんでした。

しかしながら今回、カンボジア事業担当の下田(東京事務所勤務)の言葉を借りれば、「タイやカンボジアの人々は(下田はタイ事業の経験が長い)、この地球の大自然に抗おうとするのではなく、自然とともにどう生きるかを実践している人々」だということを痛感しました。皆、被害はあっても慣れている。起きたことに対し、どっしり構えていて、水害も日常の一部。特別騒いだりすることもなく、店も通常営業で、その強さに学ぶ日々でした。

川が氾濫してから数日後、村を歩いていて驚いたことのひとつは、この穴。

突然現れた直径30センチ程の穴突然現れた直径30センチ程の穴

事業地を回る車のすぐ下にあったので、あやうくスタッフが落ちるところでした(笑)

もはや落とし穴・・・もはや落とし穴・・・

これは水を逃がすために掘られた穴だそうで、村の色々な場所に掘られていました。下がコンクリートではないからできることなのでしょう。

あっという間に季節は移り変わり、12月からは約半年、乾期が始まります。まったく雨が降らなくなり、農家さんが水の確保に苦戦する季節。私の駐在も早いもので2年目に入ります。今年度下期は、過去の活動の振り返りを経て、2019年度以降の活動をどうするのか、スタッフとの本格的な議論のスタートです。

とある日。元気にやっていますとある日。元気にやっています