こんにちは。カンボジア駐在員の大村です。3月11日、カンボジアの首都プノンペンで東日本大震災チャリティバザーが開催されました。今回のバザーは、おいしいカンボジア産胡椒で有名なクラタペッパーさんの主催で、プノンペンで大人気のお店が集結して開催されました。(イベント、出展者詳細はここから)
今回、ご縁があってこのチャリティバザーの寄付先をJVC東北事業(気仙沼市、南相馬市)にしていただけることとなり、当日、私はクラタペッパーさんがご用意くださった特大パネル展示ブースを担当させていただきました。
朝9:00に始まったこのバザーですが、人波が途切れることはなく、飲食店などは午前中に完売のお店も。また昼間には人気のイタリアンレストランから特大ピザの差し入れがあり、なんとこれらもチャリティとのこと・・・!任意の額を募金箱に入れて食べるシステムにして、このお金もすべて、ご寄付いただきました。「遠くから自分たちができることやるだけだよ」とさらっと話してくれたクラタペッパーオーナーの倉田さんをはじめ、出展者の皆さん、熱くて素敵な方ばかりでした。
パネルブースも一日中、多くの方に足を止めていただきました。「カンボジアからだとなかなかアクションができないから」という熱心な方ばかりで、現状について、たくさんのご質問をいただきました。海外にいても多くの方が、日本に思いを寄せていることを改めて知りました。カンボジアでは2011年当時、日本大使館に設けられた記帳台に、義捐金とともに訪れるカンボジア人の方の姿が次から次へと列をなしていたそうです。当時の様子と感動を教えてくださった来場者の方もいました。
今回の寄付額は547ドルにもなりました。こちらは、JVC東北事業で大切に使わせていただきます。震災から7年が経ちますが、数々の困難を越えてもなお、災害によって壊されてしまった暮らしを立て直せていない方がたくさんいらっしゃいます。JVCはそうした方々のサポートを、行政や地元団体と連携しながら、続けていく予定です。
主催者様、出展者様、そしてご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。私自身も普段なかなかアクションをとることができていないので、こういった機会に携われたことを、嬉しく思います。最後に、JVC代表谷山が3月11日に寄せたメッセージをご紹介して、今回の現地通信を終えたいと思います。