アフガニスタン最新情報
今回ご紹介するのは女子学生のタリカさん。10歳で、ワチ・タンゲイ女学校の4年生です。午前は宗教学校のマドラッサに通い、午後から女学校で授業を受けています。読み書きができ、前回のテストでは学年で3番という素晴らしい成績を取りました。どうやってそんな素晴らしい成績が取れたのかタリカさんに尋ねてみると、「学校にきちんと行って、先生の話や授業をしっかり聞いて、決まった時間に復習をしているからです。授業でわからないことは学校では先生に、自宅では叔父に聞き、授業をこなしています。」と答えてくれました。マドラッサでは三冊のイスラム教本を学んでいます。
以前、アフガンスタッフの誕生日事情について記事を書きました。公式な書類上も、本当の誕生日が記載されていないことが多く驚いたものです。 しかし今回それを上回る事件?が起きました。
今回ご紹介するのはJVC診療所のドライバー、ハジ・ザムリ・ザマヌッラーさんです。ザマヌッラーさんはソ連とムジャヒディーン(聖戦に携るイスラム・ゲリラ戦士部隊の意。 当時のアフガニスタンではソ連占領に反対する反ソ連戦士部隊)間の紛争中、ホギャニ・メムラ州で生まれました。紛争によって日々状況が悪化する中、ザマヌッラーさん一家は隣国パキスタンで難民となります。このときザマヌッラーさんは2歳でした。その後23年間という長い難民生活の経験をしたザマヌッラーさんがどのような人生を送られてきたかインタビューをしました。
ハセブッラーさんはジャララバードのイスティクラル・レストランのシェフです。
4人のお子さんを持つ(息子さん二人、娘さん二人)27歳のお父さんで、クナール州ナンガラムで暮らしています。ハセブッラーさんは アフガニスタンの様々な料理、例えばアフガン風パラウ(お肉の炊き込みご飯)、コルマ(お肉の煮込みスープ)やなど様々な料理を人々に提供し、シェフとしてお客さんに喜んでもらうことに満足しています。(お料理は下の写真をご覧ください)ちなみに彼の好物はオクラ、趣味は休日に公園を散歩すること、友達と会うこと、クリケットをすることだそうです。
2016年4月、アフガニスタン事業の小野山と加藤と保健専門家の西は、現地事務所があるジャララバードに出張してきました。アフガニスタンでは近年、情勢不安や治安の悪化のため、日本人職員は、駐在はおろか短期出張さえ控えてきており、現場を直接に感じることができないまま、日々のスカイプやメールを通じた現地スタッフからの報告を頼りに事業をサポートしてきました。
ダウードさんは4人のお子さんを持つ28 才のお父さんで、ナンガルハル地方のカマ地区に住んでいます。ジャララバードとクナルをつなぐ幹線道路のカマ橋付近で、6年間毎年すいかの収穫期に路上販売をしています。 すいかの収穫期以外は野菜を販売しているそうです。
今回ご紹介するのは、医師のアブドゥル・ワハーブです。JVC診療所があるナンガルハル県、ロダック郡にある村で生まれ、今年42歳になります。 2006年からJVC診療所地域保健員の指導員として勤め始め、今ではシニア地域活動スーパーバイザーとして働いています。ワハーブさんがこれまでどのような人生を送られてきたのかインタビューしました。
JVCアフガニスタンは、都市部から離れた村で地域保健と教育の活動をしています。活動地は人口が3万人ほど住む地域ですが、公的サービスが行き届いておらず、道路状況も悪いため診療所まで何キロも何キロも歩いて行かなければ辿りつけません。病気や怪我の人が自力で何キロも歩いて診療所に通うのはどれほど大変なことでしょう。
そんな状況なので、JVCは診療所での病気治療だけでなく、予防のための健康教育に長年力を入れてきました。その拠点の一つが学校です。先生たちと協力して、子どもたちが健康的な習慣を身につけ、家族にも伝えられるように学校でも健康教育を行っています。 アフガニスタンでの教育支援についてはコチラ
ミスワックはどんな歯ブラシよりも健康的な歯磨きツールです。みかけはただの木の枝ですが、端っこをしばらく水に浸しておくと繊維がほどけてブラシ状になります。これで歯をこするのです。東南アジアから北アフリカに至るイスラム諸国で広く使われています。来日したアフガンスタッフも、ちゃんと"マイ・ミスワック"を服のポケットに入れていました。必需品のようです。
2016年2月、JVCアフガニスタンが、アフガニスタン保健省から表彰をうけました。表彰理由は、ナンガルハル県において今年度に優れた医療保健サービスを行ったことです。現地事務所と診療所スタッフにとって大きな励みとなりました。