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2013年11月26日 【 2013年11月パキスタン出張

パキスタン出張つれづれ(1)
~インスタントヌードル事件~

アフガニスタン事業担当 加藤 真希
2013年11月26日 更新

悲しいかな、例によってアフガニスタン事業担当の私たちは、治安状況が厳しいままのアフガニスタンへの入国がかなわず、また隣国パキスタンのイスラマバードでアフガンスタッフと落ち合って会合を持つことになりました。今回の会合では、村人自身による持続的なプログラムづくりのための大事な議論をするということで、代表理事の谷山も同行しました。

さて、私たちはイスラマバードの宿に泊まりそこで会議を行っており、だいたいお昼ご飯と晩ご飯は外に出て近くのマーケットで食べたり、何かをお店で調達したりしています。11月とはいえ日中はまだまだ暖かくうららかな陽気に包まれており、マリーゴールドの花がたくさん咲いていて、本当に気持ちがいい季節です。

朝の会議の時間が長引いたこの日、手っ取り早くお昼を済ませるために宿の真ん前にある商店で買ってきたものを食べることになりました。私は、ビスケットとヨーグルトと果物を、代表理事の谷山と事業統括の小野山は、二人そろってインスタントヌードルをチョイス。宿に戻って、熱湯を用意してくれるように頼みました。

ここからがひと騒動・・・まず、宿のスタッフさんにお湯と一緒にどんぶりのようなボールを持ってきてもらうようにお願いしたところ、キッチンに行ったままなかなか戻ってきません。やっと持ってきてくれたのがこれ!!なんとも大げさな器!金の縁取りが施された豪華な食器です。しかもふた付き。

これでインスタントヌードル食べるの?!これでインスタントヌードル食べるの?!

しかしどんぶり(なのか?)は一つしかなく、もう一つを宿のスタッフ3人がかりで探し続けています。代表理事はおもむろに立ち上がり、「キッチンを見てくるよ」と自らどんぶり探しに参戦しました。さすがは代表理事、キッチンに立ち入ってものの数秒で、「これだ!」と声が聞こえてきました。ラーメンにぴったりの器を即発見!どうしてここの宿のスタッフが見つけられなかったのか、不思議です。「きっと難しく考えすぎてたんだな」と神妙な代表理事。(笑)

これでどんぶりが見つかったとはいえ、あまりに大きいので、二種類のヌードルを食べる予定だった二人はやむなくミックスして作ることにしました。

味の違う二つのヌードルを一緒に投入味の違う二つのヌードルを一緒に投入

次に、お湯の入ったポットが運ばれてきました。実は半年前の出張時にもヌードルを食べるためにお湯をお願いしたところ、かなりぬるくて麺がまったくほぐれなかったという経験があったので、今回は「ものすごく熱いお湯をお願いします!」とあらかじめ頼んでおきました。「今度こそ!」と代表理事は勢いよくポットの上部を押します。

何度押してもお湯が出ない・・・何度押してもお湯が出ない・・・

・・・が、すかっすかっ と空振りの音。お湯も出てきません。どうやらポットは壊れているようです。また宿の人がやってきて、3人がかりでポットを持ち上げ傾けながらお湯をどんぶりに注いでいます。その様子が可笑しくって(たかがインスタントヌードルで3人がかり!)、写真を撮ろうとすると体裁を気にしてやめてくれ、と言われてしまいました。なんとかお湯を注ぎ、しばし待ちながら様子を見ていると、どうも硬いまま麺がなかなかほぐれません。「器が大きいからお湯が冷めちゃったのかな」などと言いながらよくよくパッケージを見てみると、これはそもそもお鍋で煮て食べるものだったのです!!

というわけで、私が粛々とビスケットを食べている眼前でそんな騒動が繰り広げられながら、最終的には麺が固いまま、しかも二種類の味(ライムとマサラ)を混ぜたがためにとても残念な味になってしまったインスタントヌードルを食べている二人なのでした。

めげずに午後も頑張りましょう~めげずに午後も頑張りましょう~

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