やっぱり刺繍が好き！

縦140cm、横90cmの大作です

先日、カンボジア駐在員の稲垣と一緒に、刺繍の展示に行ってきました。私も稲垣も刺繍製品が大好き！ すばらしい手仕事に、興奮しっぱなしでした。

まず目に入ったのは、メキシコの色鮮やかなタペストリー！ この色使い、この配置、なんて生き生きしているんでしょう。鳥が、花が、葉が、布を所狭しと踊っています。すべて、手刺繍。本当に素晴らしい文化です。

オトミ刺繍。コースターやランチョンマットなど、買い占めてしまいたかったです...

続いて目に飛び込んできたのはこれまた鮮やかな、メキシコの先住民族オトミ族によるハンドメイド刺繍。オトミ族の刺繍は、高級ブランドエルメスのスカーフのモチーフとなったことで世界中の人々に知られることになりました。動物や植物をモチーフにした刺繍、この色使い、日本ではなかなか見られないと思いませんか？

と、ここまではタペストリーなどの雑貨でしたが、ここからがさらに大変でした。目に飛び込んできたのは刺繍が施された民族衣装の数々！

ディスプレイも素敵で、参考になります

ウィピル（メキシコ、グアテマラの刺繍）をはじめ、かわいい刺繍が施された洋服がたくさん並んでいました（興奮のあまり写真を撮らず...）。１人で買い付けから販売までやっている店長さんに「着てみると全然感じが違うからぜひ、着てみて欲しい。思いもよらない発見があったりするから」と言われ、試着モードに入った私たち。店長さんを交え、１つ着る毎に試着室から出て、「さっきの方がいい」「今回のがベスト！」と大騒ぎでした（お客様が少ない時間帯に行って良かった！）。

ウィピル。着ると肩が落ちてふわっとしてとてもかわいいです。初めは2人とも特に目に留めていなかったのですが、着てみたらそのかわいさの虜に。画像お借りしました

結局2人とも散々悩んでそれぞれウィピルを購入したのですが、お店を出た時には2時間が経っており、どれだけ盛り上がったんだろうという話に（笑）店長さんの「とにかく着てみないと分からないから！」というお言葉に甘え、たくさん試着をさせていただいたのですが、普段自分では絶対に選ばない色を「その色似合う！」と言われたり、選ばない柄を「それくらい派手なのがいい」と言われたり、私も稲垣も大きな発見がありました。帰り道2人で、「やっぱり固定概念にしばられたらダメだね。自分では似合わないものが似合ったりした。仕事でも、変な固定概念にしばられず、柔軟に発想できるようにしよう！」という教訓を確認し、お互いの帰路につきました（笑）

上段：パレスチナ刺繍ペンケース
中段：ボリビア刺繍ポーチ（左）、モン族刺繍ポーチ（右）
下段：ノクシカタ名刺入れ（左）、パレスチナ刺繍ティッシュケース（中）、モン族刺繍ポーチ（右）

最後に、私のかばんの中のレギュラーメンバーを紹介します。どれも本当に素敵な刺繍です。JVCの物販で取り扱っているものもありますので、お問い合わせは大村まで！

実は今年、「刺繍を1つ完成させる」という目標をたてたものの、始めてみたら難しすぎて、なかなか針が進んでおりません。頑張らねば...（そういえばほかの2人の進み具合はどうなのだろう...！）

私と稲垣が行った展示は22日（日）まで谷中で開催中です。とても素敵なので、ぜひ足を運んでみてください。

「Joli Panier 世界のかわいい雑貨と手仕事展」
2016.5.10(tue)～22(sun)
http://ethnorthgallery.com/event/joli-panier-2nd/