こんにちは、FEDのオンヂーです。2月は4件の支援を行いました。今回は、その中の1つのケースをご報告します。
Kさんはエヤワディー管区に住んでいましたが、タイに移ってもう8年になります。KさんはHIVに感染していることが分かり、FEDが運営するテンポラリーシェルターに住んでいました。最近になってようやく建設業に就くことができたのに、Kさんの健康状態から契約期間はとても短いものでした。Kさんはこの仕事に就けたことをとても喜んでいました。ただ、彼の健康状態が芳しくなく仕事には毎日行けませでした。

Kさんが、建設の仕事に就いて間もなくのことです。Kさんは心筋梗塞のためテンポラリーシェルターで亡くなりました。FEDは、JVCの緊急医療支援の中から、Kさんの葬儀費用の一部を支援しました。FEDはミャンマー(ビルマ)の僧による伝統的なお葬式をあげ供養しました。このお葬式には、Kさんと同じくHIVに感染しているテンポラリーシェルターの住民も参加しました。
テンポラリーシェルターの住人の不安のひとつは、「自分が亡くなった後、誰が供養してくれるのだろう」ということです。そうした住人の不安を取り除くためにも、葬儀への支援はとても重要なことです。こうした部分に柔軟に対応できるJVCの支援にとても感謝しています。本当にありがとうございます。