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7/2夏募金キックオフイベント「あなたの一歩で変わる未来」レポート

2022年8月18日 更新
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こんにちは。広報インターンの竹林です。

6月末から始動している2022年夏の募金キャンペーン。その「キックオフイベント」が、7月2日に開催されました!

広報グループの並木さんと、スーダン現地スタッフの今中さん・橋口さんが登壇し、スーダンの情勢やご寄付によって生まれた変化などについてお話しました。
(イベントの詳細はこちらからご覧いただけます。)

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スーダンのいま

まずはスーダンが置かれている状況について今中さんがお話をしました。

独裁政権崩壊後、民主化に向けた動きが進んできたところで起きた軍によるクーデター。そこから不和が続く中、問題は尽きないようです。

大まかにまとめると、現在のスーダンはまさに経済の「4重苦」状態。

1.スーダンの通貨であるスーダンポンド(SDG)が暴落、ドル高×SDG安に
2.経済難でエネルギー分野の補助金がカットされ、物価が上昇
3.ロシア・ウクライナに主食である小麦輸入の8割強を依存→食糧難に
4.クーデターによる援助停止やウクライナへの支援一極化による孤立

このような中で、今まで2SDGで乗れていたバスの運賃が、200SDGにまで跳ね上がった例もあるとのこと。とても普通には暮らしていけないような状態が続いているようです。

そして、日本国際ボランティアセンター(JVC)が活動を続けている南コルドファン州カドグリも、例外ではありませんでした。

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反政府組織の支配地域から避難したり、食糧支援への依存、治安悪化による学校での盗難や銃を持った強盗などが起こるようになり、児童は学べず、若者も職を得る機会を奪われてきました。

若者たちの未来を変えた職業訓練

このような状況を受け実施されたJVCの職業訓練。その成り立ちと効果について、今度は橋口さんがお伝えしました。

スーダン国内で困難な状態が続く中、補習校支援によって正規学校に編入できたり、勉強を継続できた児童がいる一方、既に青年期に近づいた若者たちにも機会が巡るよう実施された職業訓練では、様々なバックグラウンドを持つ若者たちが未来を切り拓いていったとのことでした。

溶接・トゥクトゥク修理(メカニック)・縫製・食品加工の4部門を中心に行われた職業訓練では、座学と実技を現地のプロ講師から学び、修了後は地域の工場や水道公社などで職を得る訓練生が多かったといいます。

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学んで働きたい、とトゥクトゥク修理の訓練に参加したMohammed Zainくん(写真左)。

働きたくても働けないという苦しみの中にいた若者が、技術を手にして生活を変えていく様子は、私も同世代の若者として心揺さぶられるものがあります。

そして、このスーダンの若者たちの話を橋口さんがしたとき、オンラインでイベントに参加してくださった方々の「いいね」が一気に増えたのが印象的でした。

20歳のころからJVCに寄付をしていたという橋口さん。実際にJVCでスタッフとして活動する側になって、「日本からの寄付が成果を生み出し、訓練生一人ひとりの人生に大きな影響を与えている」という状況を目の当たりにし、感銘を受けたとのこと。

長年支援者としてJVCに関わってきた橋口さんならではのお話と参加した方々の反応から、改めて、支援者の方々の共感と助けが活動のエネルギーになっているのだと感じました。

支援が行き届きづらい地域での活動も

続いて、外部からの支援が滞っている反政府組織の支配地域で行っている活動について、今中さんからお話がありました。

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クーデター後は人道支援団体のアクセスが制限されていたり、和平交渉が停滞したりしている地域では、水不足や教育システムの不足が問題となっています。

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そこでJVCが行ってきた井戸の整備や学校支援などは、国際社会から孤立してしまった地域と外部とを結ぶものになっているという印象を受けました。

ぜひイベント動画もご覧ください!

そして、最後には南スーダンへの緊急支援や新規事業であるイエメンのこと、そして夏募金へのご協力のお願いと感謝が登壇した並木さん・今中さん・橋口さんから述べられました。

各国で悲惨な状況が続く中、支援のニーズは高まっています。困窮している国々が本当に必要なことは何なのか、実情に目を向けながら、支援者の方々との協働の中でJVCの活動が続いていくのだと、改めて感じるイベントでした。

イベント全編は、こちらからご覧いただけます!

夏の募金で未来を変える一歩をともに進めませんか?

2022年夏の募金キャンペーンは皆さまからの参加をお待ちしております! 下記特設ページでは職業訓練でうまれた変化についても、もっと詳しくお伝えしています。

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特設ページ>>https://ngo-jvc.info/3QSSHYY
ご寄付はこちら>>https://ngo-jvc.info/3QW3u4B

私自身、インターンをする前からJVCのマンスリー募金をしてきました。そして現在、実際にJVCの内部を見てみると、イベントで橋口さんが話していたように、本当に支援者の方々からの寄付で団体が成り立っていて、それが現地での活動や成果に繋がっているのだと強く感じることが多々あります。

今後もJVCの広報という面で、様々な活動と支援者の方々との繋がりを大きくしていきたいと思います!

記事をご覧くださった皆さま、ぜひ一緒に世界の人々を応援していただきたいです。SNSでの拡散や周りの方へのご紹介も大歓迎です!

ぜひ、2022年のJVC夏の募金キャンペーンをよろしくお願いいたします!

この活動への寄付を受け付けています!

月500円からのマンスリー募金で支援する

今、日本全国で約2,000人の方がマンスリー募金でご協力くださっています。月500円からの支援に、ぜひご参加ください。

郵便局から募金する

郵便局に備え付けの振込用紙をご利用ください。

口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所

※振込用紙の通信欄に、支援したい活動名や国名をお書きください(「カンボジアの支援」など)。
※手数料のご負担をお願いしております。

JVCは認定NPO法人です。ご寄付により控除を受けられます(1万円の募金で3,200円が還付されます)。所得税控除に加え、東京・神奈川の方は住民税の控除も。詳しくはこちらをご覧ください。

遺産/遺贈寄付も受け付けています。詳しくはこちらのページをご覧ください。