「自分の作業で手が空いたら、ほかの作業を手伝うこと。遊んでいる時間はないはずだ」と朝礼で叱咤激励する工場長のサイモンさん。去年の今頃は「この工場はヒマなんですよ」とスタッフが言うほどだったJVC整備工場が、1年間ですっかり忙しい職場に変わりました。
メインの整備場は今日も車両で満杯活動の中心である国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の車両整備のほかに、工場の評判を聞きつけて他の国連機関(ユニセフなど)や国際NGO、南部スーダン政府機関が次々に車両を持ち込んできます。「今まであちこちの整備工場を回ったけれど、やっと信頼できる工場が見つかった」と喜んで下さる方も多く、中には「オレはここの研修生が好きなのさ。ヤツらはちゃんと仕事ができるよ」と言う国際NGOの車両担当者、またある国連機関の担当者は「20年前にカンボジアでJVC整備工場に世話になった。久々にJVCに会えて嬉しいよ」と話してくれました。
8月は6月とならぶ高収入。グラフに記入する総務担当のフォエベさんもニッコリ。活動のパートナーであるUNHCR以外の団体からは整備料金を受け取っていますが、この収入は6月に過去最高を記録、8月もそれに迫る金額で終わりました。収入は工場の設備改修やスペアパーツ在庫の買い増しなど、将来に向けた工場の投資に活用されています。屋根が崩れ落ちかけていた第2工場も、工場収入によって改修が完了しました。また、収入が3カ月連続で目標金額を上回った8月には、工場収入からスタッフと研修生に特別ボーナスを支給しました。
1年前には勤務時間中も木陰で昼寝をしていたスーダン人整備士や研修生も、仕事が多くなるにつれ働き者に変身するから不思議なものです。「最近はどう?忙しい?」と研修生のボスコに尋ねると、「もっとクルマが入ってきても大丈夫だよ」という頼もしい答えが返ってきました。「だって14人も研修生がいるんだから、何台も何台もクルマが入ってこないと自分の出番がないじゃないか」
すでに研修生が作業の中心に確かに、入庫台数の増加に従って研修生が整備作業を経験する機会が増え、整備士としての力をぐんぐん付けてきています。先日、工場では新しい整備士(スタッフ)の採用試験を行ったのですが、5年、10年の経験を持った応募者に実際に整備作業をやってもらって研修生と比較したところ、私たちの研修生が経験者とさほど変わらないレベルの力を既に持っていることがわかりました。JVC車両専門家の井谷は「これほど忙しい工場は南部スーダンにはないだろうし、研修生は非常に良い経験をしていると思う」と話しています。
雨季も終わりに近づきだんだんと暑さが増してきましたが、今日も工場ではスタッフ、研修生が整備作業に汗を流しています。
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