昼過ぎにW/S(JVC & SCC Joint Automotive Workshop)で書類仕事をしていると、サイモンさんが外で何か起こっているようだと教えてくれた。すでに鍵をかけた門から外を見ると、すべての人々がみんな走っている、いや逃げている。いったい何が起こったのだろう。走っている人に聞いてもわからない。騒ぎは30分ほどで終わった。ちょうど町の方からやってきたJICAのドライバーさんに聞くと、『別に何もなかったが、商店はすべて閉まり道には誰もいなかった』と言う。サイモンさんは『おそらく最初の数人が逃げろといって走り出したので周りの人たちも走り出し、町中がわけのわからないまま騒然となったのだろう』と言った。
その後、昼休憩のためW/Sから出たがいつもと変わらない状態だった。何事も無いと分かったので、周りが逃げ出すと自分も逃げるという習慣をみんなで笑った。後で一人になって考えると、内戦中なら誰かが逃げていれば自分も逃げるのが当たり前。逃げ遅れればそれは死を意味する。20年もの内戦の間にこんな習慣が身についてしまった人々が気の毒でならず涙が出てしまった。
平和な時代が訪れたとはいっても人々の心の中にはまだまだ戦争の傷跡が残っていることを実感した。
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