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2013年10月24日 【 東エルサレム・保健指導

救急法を学んで変わったこと

パレスチナ現地代表 今野 泰三
2013年10月29日 更新
自分たちの思いを語る学生たち(右)自分たちの思いを語る学生たち(右)

パレスチナでは、今年9月から新学期が始まりました。東エルサレムの学校も新学期を迎え、JVC事務所の近所も朝夕には登下校の学生でにぎわっています。今日は、去年の活動の成果を見るため、学校の健康教育をテーマに調査を行っている看護学科の学生さんとともに、昨年度(2012年9月~13年9月)に「トレーナーのトレーニング(ToT)」を行った男子校を訪問し、トレーニングした保健委員会の高校生5人にインタビューしました。

生徒たちの前でプレゼンを行う保健委員会のメンバー(真中)生徒たちの前でプレゼンを行う保健委員会のメンバー(真中)

生徒たちに昨年1年間のToTの活動によって自分の生活が変わったか聞いたところ、「妹がおもちゃで喉を詰まらせた時、家族はパニックになりましたが、私はこの状況は救急法講習で学んだので、パニックにならずに対処できました。ToTを通じて救急法の知識と経験を得たことで、自分だけでなく、周囲の人たちも以前より安心して暮らせるようになったと思います」とのこと。また、ToTで学んだプレゼン方法を使って実際に生徒たちの前でプレゼンを行ってきたことで、以前よりも明確で論理的に物事を説明できるようになり、自分に自信がついたという答えも。

ToTの講習を修了した保健委員会の生徒一人一人に救急セットをプレゼントしました。ToTの講習を修了した保健委員会の生徒一人一人に救急セットをプレゼントしました。

他にも、生徒たちは、将来は医者になりたいという夢や、デモで傷づいた子どもを助けていきたいという目標や、保健医療の知識や技術をもっと身につけてイスラエルの医療サービスに依存せず自分たちの力だけで生きていける社会を作っていきたいという目標を語ってくれました。

今回のインタビューでは、生徒たちの熱い思いを聞き、生徒たちがToTを通じて学んだことが校内だけではなく、家庭や社会の中で役に立っており、そうした活動が占領下のパレスチナ社会で強く必要とされていることを改めて感じました。

昨年度はこの学校を含めて全4校でToTを実施しました。JVCは、今年度新たに4校を対象にToTを実施するほか、昨年度の対象校でも保健委員会の活動を物心両面で支えていきます。

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