長谷部貴俊事務局長が、事務局長就任後初めてパレスチナを訪問しました。
以下、長谷部のガザ地区と東エルサレムへの訪問の様子をお伝えします。(長谷部の自己紹介はこちら)
【ガザ事業視察】 報告者:ガザ事業担当 金子由佳
10月14日、15日と長谷部長がガザを訪問しました。今回の訪問の目的は、今年度の事業視察とカウンターパートNGO、Ard El Insan(AEI)のスタッフとの顔合わせで、14日はAEI代表のアドナーン医師とも代表者会合を持ちました。
長谷部は、ガザの人々が封鎖によって様々な苦難に直面していることを受け、引き続き栄養改善プロジェクトを通じてAEIと共にガザの人々と歩んでいくことと、またJVCとして国際社会へのアドボカシーにも力を入れていくことをアドナーン医師に約束しました。
また両日、今年度事業地ガザ市北部トゥッファーハを訪れ、それぞれAEI保健ワーカーと地域の母親リーダーが中心となって実施している貧血予防に関する教育セッションと、栄養改善を目指した調理実習を視察し、教育セッションに参加した地域の母親たち、活動を指導しているAEIスタッフたちとも交流しました。
【東エルサレム事業視察】 報告者:現地代表 今野泰三
ガザ訪問の翌日(10月16日)、長谷部は、JVCとパレスチナ医療救援協会(PMRS/MRS)が共同で実施している巡回医療を視察するため、入植地に囲まれて強制移住を迫られているベドウィンの村、アラブ・アル・ジャハリーンを訪問しました。
PMRS/MRSのイスカーフィー医師によると、ベドウィンの子どもたちの間では、乾燥、水不足、家畜からの感染による皮膚病が多いとのこと。イスカーフィー医師は、アフガニスタンでJVCが実施している医療・保健事業にとても興味をもった様子で、熱心に長谷部の話を聞いていました。
巡回診療の視察後、PMRS/MRSのムスタファ・バルグーティー代表と面談し、これまでの協力に感謝するとともに、今後も互いに助け合いながらパレスチナでの医療保健事業を発展させていくことを約束しました。翌17日にはエルサレム旧市街に近いシラージュ・アルクッズ小学校を訪問し、健康診断と健康教育を視察しました。
ヨルダン川西岸地区とガザ地区が占領されてから45年、ガザが封鎖されてから5年、JVCは引き続きパレスチナの人々と歩んでいきます。
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