2008年12月23・24日に、生態系に配慮した農業による生計向上プロジェクト(通称CLEAN)の2008年の振り返りミーティングを行いました。

毎年JVC東京で1月の中・下旬にかけて「年次計画会議」が行われていますが、各国事業の成果と次年の計画をその会議で報告・議論します。そこできちんとした活動成果を報告するためと次年の計画を話し合うために、大体この時期に振り返りミーティングを行い、1月初旬に「JVCカンボジア年次会議」を行っています。
私個人としてはこれがCLEAN事業での2度目の振り返りミーティングだったのですが、2007年に比べ、スタッフが格段に分析する力をつけていて、驚きました。2007年はできないことは全て「村の人が怠け者だから」とか、「天候が良くなかったから」というような話をしていたのが、「私たちの研修の内容が明確でなかった」とか「農家の要望に応えられなかった」など、自分たちのどういうところが至らなかったのかということを話し合うようになってきました。まだまだ思い込みによる分析が後を絶たず、具体的に話し合うことが十分ではありませんが、それでも少しずつ成長してきている姿に嬉しく思いました。

さて、2008年の成果ですが、2007年と実施していることが多少違うので単純な比較はできませんが、稲作技術改善(SRI)指導に関して言うと、ビデオ上映会には28村で3000人以上の人が参加し、基礎技術研修にも27村で962名の人が参加しました。研修自体を割と多くの村で実施できた上に、研修に参加した人数もそれなりの人数をカバーできたのではないかなと思っています。
ただし、実践者の数は2007年より減りました。2007年が300世帯近くの人が実践していたのに、2008年は231世帯に止まりました。1つは7月8月に雨が降らなかったので、農家がSRIよりも従来の植え方の方が良いと判断したことがあります。しかし、まだまだ分析が不十分なので、もう少しJVCがどのような改善を来年できるか考えないといけないなと思いました。