\n"; ?> JVC - シェムリアップ活動地の農家 - カンボジア現地通信

シェムリアップ活動地の農家

JVCカンボジア現地代表 米倉 雪子
2007年2月16日 更新

JVCとCEDACが、新活動調査地として、2006年6月から関わるシェムリアップ県チークリエン郡コトゥロックルー集合村ソングコエ村のクレアコーンさんの話。村の全体会議で代表農民に選ばれ、農業研修を受け、他県の農家へ訪問研修し、いろいろな会議に出席してきた。

「活動が始まって、本当にいろいろな事を学ぶ事ができて嬉しい。カボチャの栽培には、この前、シェムリアップの有機農産物展に行った時にコンポンスプー県から来た農家の人に教わったコンポストを利用している(※1)。縦1m横1m深さ1mに掘って、底に石を入れ、ココナツの皮、バナナの茎、パパイヤの茎、丘からもってきた土、砂を順に入れてから、普通の土を少し入れた。こうして、まずコンポストをつくってからカボチャを植えた。私の足元の水がめを土の中に埋めるやり方は、JVCスタッフのネアリーさんがインド研修から戻って来て教えてくれた。水がめには小さい穴があって少しずつ水が土にしみ出る。乾季でも水遣りしなくて1週間もつ。草で土をおおっておけば土は乾かない」すでにコンポスト用の穴を3つ堀り、他の2つはまだコンポストを作っている最中だった。

自然農薬が入ったつぼ自然農薬が入ったつぼ

「自然農薬の作り方も、何を入れるか、どう作るか、この前シェムリアップで会ったプレイベンから来た農家に教わった。前はなかった家庭菜園の柵も自分でつくった」材料の竹やヤシの葉茎は身近にある。「養鶏の柵は、遠くまで自分で行って集めた枝などで作った。

幼苗一本植え(SRI)は、この15mx27mの田んぼの半分を使ってやってみた。いつもの伝統的なやり方だと収穫は50kgほどだが、SRIだと90kgほどとれた(※2)。今度はSRIを増やすつもり」収穫後の稲田には、土を良くすべく豆を植えている。学んだことは、すぐ実践、あまりにエネルギッシュなので、「今までも新しく知った良い事は、どんどん実践する方でしたか?1人でやってるの?夫は?」と訊いたところ「良いと思ったらやってみる。井戸を掘ってみたこともある。夫も私のやる事に協力的!」と答えが返ってきた。シェムリアップの有機農産物キャンペーンには、活発な有機農民リーダーが各地から集っていた。農民同士が会う場をNGOが設けた。農民と農民が出会い、自由な情報交換や交流がもたらすものは測り知れない、とクレアコーンさんの話を聞いてあらためて実感した。

※1:2006年12月にシェムリアップでCEDACが支援する農民自然ネットワーク(Farmer Nature Network:FNN)が行なった有機農産物販売キャンペーンと展示即売会。

※2:15mx27m(405平方メートル)の半分で90kgなので、1ha(1万平方メートル)当り約4.5tほど。