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学校なんて行かなくていい!

2015年度アフガニスタン事業インターン 竹村 謙一
2015年10月 1日 更新

ディン・モハマド君は15才。彼の父親は字が読めず、教育に関心を持ったことは一度もありませんでした。ディン・モハマド君は、7才の時に伯父のすすめでクズカシュコートの男子小学校に入学しました。それを知った父親は「息子を学校に行かせるつもりはない」と言って、伯父と言い争いました。伯父は、親は子どもに教育を受けさせる義務があり、子どもの能力を最大限伸ばさなければいけない、と説明しましたが、聞き入れてもらえませんでした。

ディン・モハマド君は、いつか学校をやめさせられ、畑で働くようになるのではないか、と恐れています。父親は「恥ずかしくないのか。ほかの子どもたちは畑で働いて一日400アフガニ(〜700円)も稼いでいるんだぞ。バッグを売ったり、車を洗ったり、いくらでも仕事があるじゃないか。一度働いてみろ!」と言います。でも彼は学校に行きたいのです。

子どもを働きに出すことは、子どもから子どもでいられる時間を奪い、学校で自然と身につく能力を奪うことです。それは社会にとっても大きな損害です。そうした子どもが大人になった時、ペンではなく暴力で物事を解決しようとすることにもつながるのです。

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