2017年2月17日、モザンビークで「プロサバンナにノー」を表明する農民と市民社会組織が、初めて「JICA(理事長)宛」に書簡を提出しました。
あえて「JICA」に提出された背景として、書簡ではこんな風に述べられています。
- これまでプロサバンナ事業において起きたすべての出来事と市民社会に よって集められた政府文書など一次資料の数々が、プロサバンナ事業を進めるにあたり、JICA がモザンビークの社会に直接的に介入していることを明白な形で証明するものである
- その介入が人権侵害、小農らの土地への権利と食料安全保障に対する 侵害にあたる
- そして何よりも、モザンビーク市民社会の独立を奪い、社会内部に分裂・分断を作り出した
JICAが現地で何を行っているのか、そして、それはモザンビークの農民・市民社会組織のメンバーらにとってどのような現実をもたらしているのか、それに対しJICAはどのような対応(回答)をしているのか、私たちの税金を使ったODAのあり方を考える一助になればとの思いで、ここにやりとりを掲載いたします。
日付 | タイトル | 発出元 |
2017.2.17 | 公開書簡 プロサバンナにおけるJICA の活動に関する抗議文 原文/和訳 | 「プロサバンナに ノー キャンペーン」 |
2017.2.20 | 公開書簡 JICA理事長宛 | 日本国際ボランティアセンター、アフリカ日本協議会、 No! to landgrab, Japan、ATTAC Japan、 モザンビーク開発を考える市民の会 など日本の17団体、 ブラジル22団体、国際5団体、個人署名2名 |
2017.3.3 | 2017年2月17日付の公開書簡に対する JICAの回答 原文/和文仮訳 | JICA |
2017.3.13 | JICA 理事長宛「公開書簡」(プロサバンナ事業におけるモザンビーク社会へのJICA の活動への抗議文)へのステートメントについての回答 原文/和訳 | 「プロサバンナに ノー キャンペーン」 |
2017.3.24 | 3月13日付「プロサバンナにノー キャンペーン」からの回答へのJICA返答 原文/和文仮訳 | JICA |