チケット1枚の国際協力

JVCコンサート実行委員会

JVCコンサート実行委員会

このJVC国際協力コンサートは多くのボランティアの方々に支えられて運営されました。なかでも、コンサート企画当初から本番まで、事務局とともにコンサート制作をサポートしていたのがJVCコンサート実行委員会です。

公演を設立し、1989年から2013年まで実行委員長をつとめてきたバスカビル。その他の実行委員のメンバーは毎年少しずつ入れ替わりながら30年間運営を続けました。各実行委員の参加のきっかけは、「日本でチャリティコンサートをするアメリカ人がいるから手伝ってあげてと頼まれて」「バスカビルさんのがんばりを応援したい」「合唱仲間でコンサートに関心があった」とさまざまですが、共通するのは「このコンサートを通してJVCを応援したい」という気持ちです。

チケット販売、合唱団受付、印刷物校正、資金調達サポート、広報、当日の物販対応...と、多岐にわたる公演裏方業務を担っていました。

JVCコンサート実行委員会2018 (敬称略):梅田満枝、鎌田早苗、中山康子、和田めぐみ、田中菊子、嶋紀晶、今井高樹

コンサート実行委員長 今井高樹からのご挨拶

最後の公演となった2018年東京公演の開演時に壇上で行った、JVC代表でありコンサート実行委員長の今井によるあいさつです。

1989年に「国際協力コンサート」が始まった時、それが30年間も続くと誰が想像できたでしょうか? その後、東京で30年、大阪では25年の長きにわたって継続することができたのは、創設者であるアイネス・バスカビルさんと、それに共感した合唱団や音楽家、そして運営に関わったすべての皆さんの熱い思いによるものです。コンサートの運営が終始一貫してボランティアの手によって担われてきたことも、後々まで語り継がれることでしょう。

JVCにとってコンサートとは、まさに人と人とのつながりを紡ぐ場でした。コンサートを通じて多くの方が出会い、国際協力やJVCを理解し、支援する輪が広がりました。そのなかでJVCはアジア、アフリカ、中東、そして東日本大震災の被災地へと活動を広げることができたのです。

2018年をもって、「国際協力コンサート」はひとつの区切りとしてフィナーレを迎えました。長年にわたりコンサートを支えてくださった実行委員会、協賛・支援をしてくださった企業や団体の皆さま、そして来場者の皆さまに心より御礼を申し上げます。

世界では、紛争などによる難民や国内避難民が史上最大の7千万人規模に膨れ上がり、住民を顧みない大規模開発によって土地を奪われる人々も後を絶ちません。JVCが立ち向かうべき課題は、30年前にくらべて増えています。

2019年から、JVCはまた次の一歩を踏み出します。これまでと変わらぬ応援をお願いするとともに、コンサートが築き上げた財産である皆さんとのつながりが、きっとまたどこかで具体的な形になると信じてやみません。

今井 高樹
日本国際ボランティアセンター(JVC) 代表

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