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「じぃじのパパは爆弾に入れなかったんだよね」。今起こっている紛争と私たちのつながりを親子で考えています

〜JVC国際協力カレンダー 月々のおたより〜
広報/ファンドレイジンググループマネージャー 並木 麻衣
2021年5月26日 更新

こんにちは、広報担当の並木です。

最近、6歳の娘が「じぃじのパパは、お船にぶつかる爆弾に入れなかったんだよね」と思い出したように言いました。
私の父方の祖父のことです。第二次世界大戦中、人間魚雷の操縦を志望したものの、魚雷に入ることができなかったのです。理由は「背が高すぎたから」。

もしもう少し背が低かったら、爆弾の中に入って、戦っていた相手の船に突っ込んで、死んでいたと思うよ。
その頃じぃじのママは、東京で爆弾が降ってくる中を一生懸命に逃げてたんだよ(東京大空襲のこと)。もし逃げる方向が少しでも違っていたら、爆弾にあたって死んでいたよ。
もしそうなっていたら、ママもあなたも生まれてなかった。私たちは、とてもラッキーなんだよ。今この瞬間だって、世界には爆弾の下で逃げている人たちがいるからね。
「人の上に爆弾を落とすなんて、そんなのおかしいよ」って言うのが、ママの仕事の一つなんだよ。

パレスチナ・ガザの空爆があったので、仕事の合間にニュースを見せながら、4人の子どもたちにそんな話をしています。
我が家のトイレにかかっているカレンダーの5月の写真は、地雷原を抜けて水を汲みに行く女の子たち。「この子たちは、土の中に埋まっている爆弾を踏まないように、池までそーっとお水を汲みに行ってるんだよ。お家に蛇口はないからね」と言うと、「うん、いつも写真見てるよ」と娘はいいます。

カレンダー5月の写真カレンダー5月の写真

(カレンダーの写真を提供してくださった堀潤さんからの解説)

<砂埃を巻き上げ悪路を移動し辿り着いた辺境の村、ハムラ。>
紛争が続くスーダン・南コルドファン州の中でも反政府勢力の支配地域に近い場所だ。人道支援の活動も届かず、唯一JVCがここで人々の暮らしを支えている。水の確保のためロバにまたがった幼い子どもたちが地雷原の近くを往く。JVCは村の近くに地下水を汲み上げるハンドポンプ井戸を設置し、安全な場所での水源確保に力を入れる。子どもの命と未来を守る。

今この世界で起こっている暴力が、決して違う星の出来事ではないこと。
私たちとつながる誰かだって、同じような思いをしていたこと。
どこにいる人だって、爆弾で殺されるのはおかしいんだということ。

日常の会話や、カレンダーの写真を通じて、少しでも子どもたちに伝わっていたらいいなぁと思いつつ、悲しいニュースが殊更多かった5月を過ごしています。

皆さんは、お子さんとどんな世界の話をされていますか。
ぜひ、SNSで教えてください。 

#子どもと一緒に世界の話を #JVCカレンダー

* * *

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