\n"; ?> JVC - 自粛期間中、JVCスタッフはこんな風に働いています - 東京事務所スタッフ日記

自粛期間中、JVCスタッフはこんな風に働いています

JVCイラク事業チーム補佐 中野 恵美
2020年5月30日 更新

新型コロナウィルス感染拡大を受けて、JVCは4月6日から6月7日まで東京事務所を閉鎖しています。

この間、ふだん事務所で作業してくださるボランティアさんたちには活動自粛をお願いし、スタッフやインターンも原則全員在宅勤務となり、どうしても事務所に行く必要があるスタッフのみ、事前に人数などを調整のうえ出勤しています。

在宅勤務が中心、しかし発送は事務所で

在宅勤務体制に移るため、3月末から4月初めにかけてはバタバタと在宅勤務のための準備をしました。書類や資料の作成などは在宅でも問題なくでき、むしろ在宅の方がはかどる面もあります。打ち合わせは、ビデオ会議システムを導入しています。少人数での打ち合わせにはそれほど支障がないのですが、20人前後での会議となると、やはりなかなか難しいと感じます。慣れの問題、テクニックの問題もあるかもしれません。

ビデオ会議の様子の画像スタッフが集まってのビデオ会議。(各自宅からなので、ちょっとぼかしてします。)

また、おそらくどの団体や企業さんも、特に経理や労務担当者の皆さんは、業務に必要な資料を持ち帰ったりオンラインで閲覧したりすることが難しく、在宅勤務への切り替えが難しかったのではないでしょうか。JVCもこれまで在宅勤務をしたことがなかったスタッフが、経理や労務担当も含め、多くの工夫を凝らして作業を進めています。

また、この間に年に一度の会員総会の案内を含む会報誌の発送作業があったため、担当者数名が出勤して発送作業を行いました。普段はボランティアの皆さんと協力してわいわいお喋りしながら乗り切っていたこの作業、今回はスタッフ数名で、ソーシャル・ディスタンシングに気を遣いながらの無言作業はたいへん寂しかったそうです...。

家庭との両立が大変!

ニュースでも話題になっているようですが、仕事しながら子育てしているパパ・ママスタッフは、保育園や学校が休みになったことで、在宅で仕事と育児を同時並行しなければならない状況になっています。JVCでも、ビデオ通話で会議中に、画面に割り込んで参加しようとする小さな顔が度々見られます(笑)。

在宅勤務65%が「育児で仕事中断」 両方はムリと悲鳴:朝日新聞デジタル

新型コロナウイルスの影響で広がる在宅勤務。しかし、未就学児がいる場合、幼稚園や保育園の利用も制限され、育児との両立に悩んでいる保護者が多いことが当事者グループの調査で分かった。子どもが寝静まった深夜や早朝に仕事をせざるを得ないなど疲弊しており、「仕事も育児も」と求められる現状の改善を訴えている。 ...

ママスタッフによれば、「ついつい『静かに!』と言ってしまいそうになるけど、同僚が『入ってもいいよ〜』と言うので助かっています」とのこと。(スタッフによっては、猫ちゃんが画面を占領していることも!)それでも大変な時は、時間単位でお休みを取ることができます。遊び盛りのお子さんを少しだけ庭などに連れ出したりと、それぞれがフレキシブルに働いているようです。

子どもと過ごす時間が増えること自体はうれしくても、業務遂行という観点から考えると難しさも抱えています。緊急事態宣言が解除され、学校は再開の方向に向けて動き出していますが、首都圏では保育園への登園自粛がまだしばらく続きそうで、引き続き配慮が必要です。

雑談もチャットで

一方で、ビデオ会議システムのチャット機能を使って、スタッフどうし雑談もしています。最初のころはお互い自分のお昼ごはんの写真をアップしたりして盛り上がっていたのですが、最近はだんだん会話が少なくなってきたような......。

でもほぼ毎日自分のおやつの写真をアップするスタッフもいます(写真を見ていると、こちらもお腹がすいてしまいます・笑)。

チャットにアップされたおやつの写真とスタッフのやりとり直接会えないのでコミュニケーションもオンラインで

スタッフやボランティアで誘い合って、オンライン飲み会もやってみました。活動の話で、深夜まで熱く盛り上がっていたとか......。

つながりの大切さ

JVCスタッフの場合はほぼ在宅勤務で業務にも大きな支障が出ることなく乗り切れましたが、やはり事務所に出勤して作業をしていたときとはコミュニケーションのありかたが違うなと感じました。

すぐに集まれるオンライン会議は便利ですし、海外とつないでオンラインでイベント配信ができ、距離を超えての交流がうまれるなどメリットや新たな可能性もある一方で、「なにか足りない」ような気もして、「つながり」について改めて考えるきっかけにもなりました。

緊急事態宣言は解除されたものの、まだすぐ「日常」に戻れるわけではありません。JVCも、事務所の一時閉鎖期間は終わっても今後どのような勤務体制を経て全員が一度に集えるようになるのかは現在検討中です。
また事務所でボランティアの皆さんといっしょに作業したり、イベントでお会いしたりできるのを一同楽しみにしています。皆さまもどうぞお元気でお過ごしください。

新型コロナウィルス感染により亡くなられた方に謹んでお悔やみを申し上げます。 また罹患された方々には心よりお見舞いを申し上げます。 医療や保健、運輸・流通ほか社会の維持のために尽力いただいている皆さま、ありがとうございます。 JVCも引き続き社会的使命を果たしていけるよう努力してまいります。

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