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聖心女子大学「体験会&トーク:難民が受け継ぐパレスチナ刺繍」イベントレポート

2018年度パレスチナインターン 勅使河原 佳野
2018年6月 7日 更新

こんにちは!パレスチナ事業インターンの勅使河原です。

5月26日に聖心女子大学の聖心グローバルプラザ「Be*hive」で、「体験会&トーク:難民が受け継ぐパレスチナ刺繍」というワークショップを開催しました。

参加者は女性が大多数! 左はパレスチナ事業担当並木参加者は女性が大多数! 左はパレスチナ事業担当並木

このワークショップは5月19日から6月6日まで開催していた「587万分の4人、パレスチナからのメッセージ〜世界最多の難民の、数字では見えない現在を知る〜」に合わせて行われました。写真展のテーマであった「パレスチナ難民」が受け継いできたパレスチナ刺繍を体験してみよう!という目的のイベントです。

10人の参加者の皆さんに、ワークショップに来た理由を聞いてみました。すると「刺繍を体験してみたくて」「パレスチナに興味があった」「難民問題に関心がある」などなど...様々な答えが返ってきました。手芸が趣味という方もいましたが、刺繍は初めてという方が大多数です。

手にしているのはパレスチナ刺繍のデザイン集手にしているのはパレスチナ刺繍のデザイン集

まずはパレスチナ事業担当の並木による「パレスチナ刺繍とは?」というお話。

パレスチナ刺繍のパターンはたくさんあり、地域ごとに扱うモチーフが違ったり、同じモチーフでも地域ごとに少しデザインが違ったりするそうです。

現在はデザインの本等もたくさん出ていますが、1900年代前半の頃の現地の女性は、市場での買い物中に他の女性の服の刺繍を見て、「このデザイン良いわ...」と思ったものを真似して刺繍のデザインを増やしていたそうです。

そしていよいよ刺繍体験!

今回はJVCが用意したいくつかのパターンの中から、参加者の皆さんの好きなものを選んで刺繍してもらいます。

針と糸、刺繍用のリボンを使い刺繍を体験針と糸、刺繍用のリボンを使い刺繍を体験

今回はJVCが用意したいくつかのパターンの中から、参加者の皆さんの好きなものを選んで刺繍してもらいます。

最初は「どう始めればいいの?」と戸惑いながら、一つ一つクロスステッチをしていきます。

日本に住むパレスチナ人の方も参加してくれました。

ハートのモチーフを縫った参加者さんの作品。綺麗に刺繍ができています...!ハートのモチーフを縫った参加者さんの作品。綺麗に刺繍ができています...!

刺繍は初挑戦。「日本語の勉強より難しい...」と苦戦していました(笑)。

お母さんも刺繍をするそうで、「母は25mの刺繍を縫っていた」とのこと。25m、学校のプールと同じ長さ...いったいどれだけの時間がかかるのでしょうか。
1時間半のイベントでしたが、私が刺繍できたのはお花のモチーフひとつだけ。

現地のお母さんたちの手仕事のすごさを実感しました...。
地道な作業ですが、ついつい熱中してしまいます。
他の参加者の皆さんも「あとちょっと時間が欲しい!」と名残惜しそうでした。

実際に刺繍を体験してからパレスチナ刺繍製品をみると、「この刺繍にどれだけの労力がかけられているのだろう...」とついつい考えてしまいます。

刺繍初挑戦の私でしたが、パレスチナ刺繍にはまりそう。
JVCでも刺繍イベントをまた開催したいなあ~と企んでいます。

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