こんにちは!パレスチナ事業インターンの勅使河原です。
5月26日に聖心女子大学の聖心グローバルプラザ「Be*hive」で、「体験会&トーク:難民が受け継ぐパレスチナ刺繍」というワークショップを開催しました。
このワークショップは5月19日から6月6日まで開催していた「587万分の4人、パレスチナからのメッセージ〜世界最多の難民の、数字では見えない現在を知る〜」に合わせて行われました。写真展のテーマであった「パレスチナ難民」が受け継いできたパレスチナ刺繍を体験してみよう!という目的のイベントです。
10人の参加者の皆さんに、ワークショップに来た理由を聞いてみました。すると「刺繍を体験してみたくて」「パレスチナに興味があった」「難民問題に関心がある」などなど...様々な答えが返ってきました。手芸が趣味という方もいましたが、刺繍は初めてという方が大多数です。
まずはパレスチナ事業担当の並木による「パレスチナ刺繍とは?」というお話。
パレスチナ刺繍のパターンはたくさんあり、地域ごとに扱うモチーフが違ったり、同じモチーフでも地域ごとに少しデザインが違ったりするそうです。
現在はデザインの本等もたくさん出ていますが、1900年代前半の頃の現地の女性は、市場での買い物中に他の女性の服の刺繍を見て、「このデザイン良いわ...」と思ったものを真似して刺繍のデザインを増やしていたそうです。
そしていよいよ刺繍体験!
今回はJVCが用意したいくつかのパターンの中から、参加者の皆さんの好きなものを選んで刺繍してもらいます。
今回はJVCが用意したいくつかのパターンの中から、参加者の皆さんの好きなものを選んで刺繍してもらいます。
最初は「どう始めればいいの?」と戸惑いながら、一つ一つクロスステッチをしていきます。
日本に住むパレスチナ人の方も参加してくれました。
刺繍は初挑戦。「日本語の勉強より難しい...」と苦戦していました(笑)。
お母さんも刺繍をするそうで、「母は25mの刺繍を縫っていた」とのこと。25m、学校のプールと同じ長さ...いったいどれだけの時間がかかるのでしょうか。
1時間半のイベントでしたが、私が刺繍できたのはお花のモチーフひとつだけ。
現地のお母さんたちの手仕事のすごさを実感しました...。
地道な作業ですが、ついつい熱中してしまいます。
他の参加者の皆さんも「あとちょっと時間が欲しい!」と名残惜しそうでした。
実際に刺繍を体験してからパレスチナ刺繍製品をみると、「この刺繍にどれだけの労力がかけられているのだろう...」とついつい考えてしまいます。
刺繍初挑戦の私でしたが、パレスチナ刺繍にはまりそう。
JVCでも刺繍イベントをまた開催したいなあ~と企んでいます。
この活動への寄付を受け付けています!
今、日本全国で約2,000人の方がマンスリー募金でご協力くださっています。月500円からの支援に、ぜひご参加ください。
郵便局に備え付けの振込用紙をご利用ください。
口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所
※振込用紙の通信欄に、支援したい活動名や国名をお書きください(「カンボジアの支援」など)。
※手数料のご負担をお願いしております。
JVCは認定NPO法人です。ご寄付により控除を受けられます(1万円の募金で3,200円が還付されます)。所得税控除に加え、東京・神奈川の方は住民税の控除も。詳しくはこちらをご覧ください。
遺産/遺贈寄付も受け付けています。詳しくはこちらのページをご覧ください。