インターン現地訪問記(4)、今回はカンボジア訪問記、シェムリアップ編です。
現地訪問記(1)【ラオス編】は、こちら
現地訪問記(2)【南タイ編】は、こちら
現地訪問記(3)【プノンペン編】は、こちら
プノンペンから車で6時間。ベテランスタッフリツさんの安全運転に揺られ、シェムリアップの事務所に到着しました。事務所は、シェムリアップ中心部から車で1時間程離れた村の中にあります。プノンペン事務所とは一転、緑に囲まれた場所にあるシェムリアップ事務所。約10名のカンボジアスタッフが在籍しており、私が到着したときには皆で現地駐在員坂本の研修を受けていました。ちなみに東南アジアの事務所は朝が早く、このシェムリアップ事務所も朝7時から業務が始まり、昼に休憩をとったのち、17時頃には業務が終了します。熱帯ならではのタイムスケジュールですよね。
事務所に到着後、早速近くの試験農場に同行させてもらいました。試験農場では、家畜を育てたり、野菜を育てたり、カンボジア事業をより充実した事業にするための様々な試みが行われています。
まずは足元のミミズの大きさにびっくり。
土が良いから、ミミズも大きく育つのだそうです。この試験農場には、住み込みの管理人さんがいて、スタッフが見に来られないときにも農場の管理をしてくれています。管理人さんの子どもはやんちゃ盛りのかわいい男の子。お母さんにねだって持たせてもらったパンを両手に抱えて農場中を走り回っていました。今後は、ここで稚魚の飼育をして、うまく行けば販売をする計画も立てているそう。稚魚を買ったばかりの試験農場長のソカーは満面の笑みです。とにかくシェムリアップ事務所のスタッフは積極的でした。暇さえあれば東京から来ているカンボジア担当の山﨑に、「もっと良くするためにこんなことがしたい」「あれをやってみたい」などとプレゼンテーションをしている姿が印象的でした。
別の日には、JVCが支援を行っている女性グループのいる村にお邪魔しました。
ライムを天日で干して、漬物の準備中です。話は少しそれますが、私が今回、カンボジア滞在中に食べたものの中で一番おいしかったものが、ライムのスープでした。ライムをスープに?と思ったのですが、さっぱりしていて本当においしかった!さすがはカンボジア在住歴10年山﨑のイチオシ料理。カンボジアに行かれた際には是非食して頂きたい一品です。
さて、村では女性達が集まり、ちょうど漬物を作っているところでした。食品を加工することで長持ちさせ、また、販売をすることで貴重な現金収入に繋げています。この日は作業を見ることはできませんでしたが、レモングラスを加工したレモングラスティーもこの村で作っています。これもまた、さっぱりしていておいしい。東京事務所でもお出ししていることがあるので、事務所にお越しの際には是非ご賞味ください。この女性グループは、他の村の女性グループとの加工技術交流なども行っており、今後もこの活動は広がりを見せそうです。私も次にこの村に来るのがとっても楽しみになりました。
またこの村では、カンボジアの伝統に触れさせてもらうことができました。
カンボジアでは、パチンコ玉をココヤシの実にあてて落として飲んだりするのだそうです。早速パチンコを借りて挑戦してみました。誰が見ても気合は十分だったのですが、全く実に当たらないばかりか、あまりにもおぼつかないその姿に、周りのみんなを慌てふためかせていたようです。これは、要練習です。
こうして、シェムリアップ前半の滞在は過ぎて行きました。次回は、参加させてもらった田植えの様子と、このラオス・南タイ・カンボジアの現地訪問記のまとめを、報告したいと思います。
カンボジアでのJVCの活動詳細はこちら
シェムリアップ編_2へ続く
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