今世界中で4370万人もの人々が、紛争や人権侵害のために故郷を追われて生活していると報告されています。
その一人一人が背負っている人生の重さや、問題の深さ、解決に向けた取り組みを私たちに伝えてくれる映画祭が開催されています。
「UNHCR難民映画祭」、今年は東京都内6会場で18作品の上映です。いくつかの作品ではJVCのスタッフが解説のトークに出演しています。
昨日は「ストレンジャーズ・ノー・モア -私たちの教室-」の上映後トークにパレスチナ事業担当の津高が出演。この作品は政治的迫害などの理由から祖国を追われた48ヵ国の子どもたちが学ぶ、イスラエルのテルアビブにある学校を描いたドキュメンタリーです。
「この作品ではパレスチナ難民について一切触れておらず、複雑な気持ちで観た」という津高。「イスラエルには世界の難民を受け入れるという面があり、一方でパレスチナ難民を出している面がある。イスラエルにはいい人がいて、いい面があるのも確か。起こっていることは非常に複雑だが、問題を簡略化せずに、複雑なものを複雑なものとして受け止めることが必要だと思う」
「ドキュメンタリー映画は社会を知る窓。その窓を引き寄せて目の前一面に広げて、問題の複雑さを知ってほしい」
映画祭は10月9日(日)まで。どの作品も無料で観ることができます。明日7日(金)は事務局長の清水が出演します。詳しくは公式HPをご覧ください。http://unhcr.refugeefilm.org/2011/
(広報担当 広瀬)
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