今日、12月1日は世界エイズデー。
いま世界では約3,200万人がHIVに感染していると言われます。その中でも最も多くのHIV陽性者が存在するのが南アフリカ。JVCはこの国で2005年からHIV/エイズに関する活動を続けています。
HIVに関する活動は医療的な側面だけでなく、感染した人が地域の中でどう暮らしていくかという社会的なサポートも重要です。
JVCはHIV陽性者が正しい知識を持って健康を管理して暮らせるよう、HIV陽性者向けに治療に関する研修を行っています。この研修の場は、必要な知識を得ることに加え、「HIV陽性という同じ状況の仲間が集う場」という精神的なサポートの場にもなっています。
HIV陽性者が集まるグループのリーダーを務めるセリーナさんはこう話しています。
「HIVについて、エイズについて、研修できちんと知ることで恐怖から逃れることができました。知識は恐怖を消してくれる。そして私は野菜を作ることを学んで、私も家族も栄養をとれるようになって、自分に自信がでてきました。前は1日1食しか食べられない日々でしたが今は違います。だから私は自分が陽性者であることを隠しません。
今、私のところには悩みを持った人が相談しにきて、感染を打ち明けます。私の経験を、他の人のサポートに役立てていきたい。
ひとつ心が痛むのは、長男だけが感染をして生まれてきたこと。これは当時私がエイズに関する十分な情報を持ってなかったからなのです。でも、今彼は病院に通って医者に診てもらい、ARV(抗HIV薬)を飲み続けるのに十分な量の健康な食事を取ることができて、健康な状態を保っています。」
このセリーナさんが、JVC30周年企画に合わせ来日します。
2011年1月29日(土)、シンポジウム「私はここで生きている」。参加受付中です!
この活動への寄付を受け付けています!
今、日本全国で約2,000人の方がマンスリー募金でご協力くださっています。月500円からの支援に、ぜひご参加ください。
郵便局に備え付けの振込用紙をご利用ください。
口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所
※振込用紙の通信欄に、支援したい活動名や国名をお書きください(「カンボジアの支援」など)。
※手数料のご負担をお願いしております。
JVCは認定NPO法人です。ご寄付により控除を受けられます(1万円の募金で3,200円が還付されます)。所得税控除に加え、東京・神奈川の方は住民税の控除も。詳しくはこちらをご覧ください。
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