9月19日、J-FUNユース(リンク)とカチン族民族機構-日本、そしてJVCタイボランティアチーム約30名で料理会を開催しました。
カチン民族とはビルマ/ミャンマーの少数派民族であり、政治的な事情で日本に逃れてきた人々です。日本に逃れ、難民申請をし、仕事をしながら暮らしています。今回はカチン族のみなさんに料理を教えていただきました。
料理のメインは「シャンカ」という料理です。ひき肉を使った料理という意味だそうです。牛肉を細かく刻み、にんにく、しょうが、酢、コリアンダー、塩、山椒、唐辛子の粉をひき肉に揉み込み、そのまま鍋に放り込み、ふたを閉めます。
しばらくすると、ジューシーな肉汁が溢れ、料理室はエスニックなにおいが漂ってきます。
野菜のスープは、サトイモ、ジャガイモ、チンゲン菜など日本で手に入る食材を使ったスープでした。
料理を作りながら、カチン民族の皆さんの日本での暮らしや大変だったことを聞きました。日本に19年も住んでいる方は、来日後、アルバイトを見つけて何とか暮らしてきたそうです。キリスト教信者の方も多く、同じ民族に日本の教会で出会い、助け合いながら日本の生活に慣れていきました。
「私たちは、国がきちんとした政治をしているならば、本来自分たちの国で暮らしていけるのです。日本に迷惑をかけようとは思っていませんが、みなさんも現在のミャンマーの状況に関心を持ってください。」とカチン民族の女性が参加者に伝えました。
今回、国を超えての「共生」というテーマで料理会が開催されましたが、共生=共に生きるということは、まず相手を知ることが大切です。今回は料理から、日本に住むカチン族の方々を知ること、知り合えることができました。
次回は10月17日(日)にタイ料理会を開催します。おいしいタイ料理を通して、タイに思いを馳せてみませんか。
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