6月12日、会員総会の午後企画として「会員の集い」が開催され、NGO「カレ-ズの会」理事長かつJVC会員であるレシャード・カレッド医師にお話しいただいた。会場は、午後からの参加者を含め約50名でいっぱいに。みなさん昼食時の和やかな雰囲気とは一変、真剣な表情でカレッド医師の話に耳を傾けていた。
カレッド医師は1969年に来日。現在は静岡で開業医として地域医療に携わっている。その傍ら、自らが立ち上げたNGO「カレ-ズの会」で、アフガニスタン・カンダハール地方での医療支援や教育支援活動を2002年から始めた。「アフガニスタンには美しい建物、そして豊富な果物があった、とても素晴らしい国だった」と、カンダハールの写真を見せ、当時を振り返るカレッド医師は、美しかった祖国が破壊され苦しむ仲間の声に耳を傾ける一人なのだ。
アフガニスタンでは医師不足が深刻だという。また女性の患者が極端に多いことも問題だ。女性が多い原因の一つがお産である。ある地域では母子死亡率が一回のお産で約1.6%といわれているが、女性は実際に平均7回のお産を繰り返すため、リスクは1.6%の7倍、約11%だ。そのため女性にお産を毎年繰り返すことの危険性と予防方法を理解してもらうことや子どもを育てる知識など、母子保健分野での医療支援が必須である。JVCもこの分野を重視している。また教育支援も重要であると指摘、次世代を担う子どもたちが学べる機会を作ることの必要性を示唆した。
最後に、カレッド医師は、私たちがすべき4点を提案した。
・先ずは目を見開いて、しっかり関心を持つ
・自分に出来ることを、出来る範囲で行う
・社会の成熟した一員として、積極的に貢献をする
・世界平和は基より自国の平和と繁栄を他人事ではなく、自らの積極的な参加で維持する
日本国内の問題に対しても、決して人任せにしてしてはいけない。少子高齢化や高い失業率は、日本社会が抱える深刻な問題だが、これらは他でもない私たちの問題なのだ。私たちにとってアフガニスタンの現状や国際協力を考える以外にも、国内の問題にも目を向ける有意義な時間になった。
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